※米沢本沙石集(1283)二「衆生の心も真心(シンシン)は体也、水の如し、情識は用也、波に似たり」 〔後漢書‐竇融伝〕
※米沢本沙石集(1283)二「衆生の心も真心(シンシン)は体也、水の如し、情識は用也、波に似たり」 〔後漢書‐竇融伝〕
無謀で、身のほどをわきまえない行いをすることのたとえ。 [使用例] 柴田なぞが、愚意をもって筑前を謀らんなどは笑止の沙汰じゃ。見ておれ。蟷螂の斧とは、このことぞ[吉川英治*新書太閤記|1939~45] [使用例] たとえ彼の方に、正当な理由があったにしろ、売春斡旋という不名誉な罪名の前では、しょせん蟷螂の斧であった[梶山季之*女の警察|1967] [由来] 「荘子―人じん間かん世せい」に出てくる、蘧きょ伯はく玉ぎょくという賢者のことばから。紀元前六世紀ごろ、中国の春秋時代、衛えいという国でのこと。太子のお守り役に任命されたある人物が、太子が凶暴な性格であることを知って、どうしたものか蘧伯玉に相談をしました。すると蘧伯玉は、「螳とう螂ろうを知らざるか、其その臂ひぢを怒らして以て車しゃ轍てつに当たる(ご存じないですか、前脚をふりあげて大きな車に立ち向かっているカマキリのことを)」と言って、身の
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