「シャイでいるのはもう終わり」。女子テニスの大坂なおみ選手(22)が米国各地で広がる「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ、BLM)」運動に賛同し、積極的に発信している。なぜ彼女はBLM運動を支持するのか? 今年6月から専属トレーナーを務め、出場中の全米オープンや前哨戦を含め行動を共にしている中村豊さん(48)はどう見ているだろうか。【長野宏美】 ――緑が生い茂る中にレンガ色の家が見えます。今どちらですか。 ◆全米オープンの期間中に借りている家です。ニューヨークの会場までは車で20分くらい。新型コロナウイルスの影響で今回はいつもと違う状況です。大会を主催するUSTA(全米テニス協会)からホテルか一戸建てか選択肢を与えられ、安全を第一に考え、なおみが決断しました。 ――中村さんと大坂選手、コーチのウィム・フィセッテ氏がそこに滞在? ◆あと、(コンディショニングを担当する)茂木奈津子さ