今季のJリーグで眩い輝きを放つ大卒ルーキーたち。 なかでも明治大学出身選手たちの活躍が目覚しい。FC東京の安部柊斗と中村帆高、サガン鳥栖の森下龍矢、横浜FCの瀬古樹と、すでにそれぞれがクラブにとって欠かせない存在となっている。 昨季の明治大は総理大臣杯、インカレ、関東大学リーグ1部の大学三冠を達成。同校としてはもちろん、関東の大学勢としても初の快挙を成し、大学最多の9人のJリーガーを輩出した。関東大学リーグで首位をひた走る今季も、鹿島アントラーズ内定を発表している常本佳吾ら来季J内定者はリーグ最多となる8人(10月31日時点)。まさに大学サッカー界を牽引する存在だ。 育成年代の“加速化”が著しい昨今。育成機関として大学の4年間を『長すぎる』と見る人も少なくない。確かに大学1〜2年生でブレイクした選手が、その後の2年間では期待された以上の活躍ができない姿も見てきた。だが、明治大出身選手を含め