タグ

numberwebに関するkaiji000823のブックマーク (17)

  • 「20代のうちに恥をかかないと辞めた後に食べていけない」 女子サッカーと仕事(1日7時間)の両立を本気で目指すクラブとは(間淳)

    「プレイングワーカー」 あまり聞きなれない言葉が、日女子サッカー界や山梨県の一部エリアに広がり始めている。そして、女子サッカーにとどまらず、プロスポーツを変革するかもしれない。 標高1000メートル。人口約3000人。富士山北麓に位置する山梨県鳴沢村に、FCふじざくら山梨は拠地を置く。なでしこリーグ1部を頂点とする女子サッカーのピラミッドでは、6部相当の山梨県リーグ1部に所属。ただ、チームには、なでしこリーグでプレーした選手もいる。 「競技でも一流、社会でも一流であれ」 2018年に創設されたFCふじざくらには、クラブのコンセプトがある。「競技でも一流、社会でも一流であれ」。女性アスリートの新しいロールモデル「プレイングワーカー」を掲げている。アスリートと社会人のキャリアを同時に築き上げて、どちらの道でも活躍する人材輩出を目指している。 クラブの理念を体現する存在の1人、MF中塚理加(

    「20代のうちに恥をかかないと辞めた後に食べていけない」 女子サッカーと仕事(1日7時間)の両立を本気で目指すクラブとは(間淳)
  • 戸惑い→気づき→責任→象徴 2年で17人のJリーガーを生む明治大・栗田監督に聞く大学サッカーの意義(安藤隆人)

    今季のJリーグで眩い輝きを放つ大卒ルーキーたち。 なかでも明治大学出身選手たちの活躍が目覚しい。FC東京の安部柊斗と中村帆高、サガン鳥栖の森下龍矢、横浜FCの瀬古樹と、すでにそれぞれがクラブにとって欠かせない存在となっている。 昨季の明治大は総理大臣杯、インカレ、関東大学リーグ1部の大学三冠を達成。同校としてはもちろん、関東の大学勢としても初の快挙を成し、大学最多の9人のJリーガーを輩出した。関東大学リーグで首位をひた走る今季も、鹿島アントラーズ内定を発表している常佳吾ら来季J内定者はリーグ最多となる8人(10月31日時点)。まさに大学サッカー界を牽引する存在だ。 育成年代の“加速化”が著しい昨今。育成機関として大学の4年間を『長すぎる』と見る人も少なくない。確かに大学1〜2年生でブレイクした選手が、その後の2年間では期待された以上の活躍ができない姿も見てきた。だが、明治大出身選手を含め

    戸惑い→気づき→責任→象徴 2年で17人のJリーガーを生む明治大・栗田監督に聞く大学サッカーの意義(安藤隆人)
  • 神宮の珍事で嵐ファンと野球ファンが“場外乱闘”? 次々起こる“事件”経て、なぜか「アラフェス2020」観ることに(長谷川晶一)

    ここで滝野は待望のプロ初安打を放つ。それと時を同じくするようにしてレフトスタンド後方から何発もの花火が打ち上がったのだ。それはまるで、滝野のメモリアルな瞬間を祝福するような花火だった。しかし、花火の煙が風にあおられてグラウンド内に広がり、気がつけば球場上空は白煙に覆われ、一瞬で視界不良となる。視界が晴れるまでおよそ1分ほどの中断となった。 煙の次は「未確認飛行物体」がワラワラ? 二度目の中断劇は7回表のこと。中日・阿部寿樹がヒットを放って中日のチャンスが広がった場面で、今度は色とりどりの風船が同じくレフト後方から一斉に宙を舞い、やはり風に流される形で神宮球場に流れ込んできたのだ。当初はあまりにも距離があったため、それが「風船」だとはわからず、無数のシャボン玉のような「未確認飛行物体」がワラワラとこちらに近づいてくるのが不気味だった。 それが「風船」だと理解するが早いか、観客席から確認できた

    神宮の珍事で嵐ファンと野球ファンが“場外乱闘”? 次々起こる“事件”経て、なぜか「アラフェス2020」観ることに(長谷川晶一)
  • ヤクルトの「東京音頭」はロッテの応援歌だった? フライパンから“ビニール傘”へ、歌が結んだ人と時代(大石始)

    「東京音頭」はスワローズのものではなかった 現在では東京ヤクルトスワローズの専売特許となった「東京音頭」だが、実はスワローズの前にこの曲を応援歌としていたチームがあった。それが東京オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)だ。 オリオンズが誕生したのは、パシフィックリーグが発足した昭和25年(1950年)のことだった。昭和27年(1952年)にはフランチャイズ制度が導入され、オリオンズは後楽園球場を拠地としたが、当時の後楽園球場は読売ジャイアンツ、国鉄スワローズ、東急フライヤーズ、大映ユニオンズ、そして毎日オリオンズという5球団が拠地とする状態。オリオンズにとっては自前の球場を保有することは悲願でもあった。 オーナーであった永田雅一は私財を投じてオリオンズの拠地となる野球場を完成させる。それが昭和37年(1962年)、東京都荒川区南千住に竣工した東京スタジアムだった。 また、オリオンズを

    ヤクルトの「東京音頭」はロッテの応援歌だった? フライパンから“ビニール傘”へ、歌が結んだ人と時代(大石始)
  • 「ぶん殴られて痛いなんて未熟ですよ」プロ格闘家・青木真也が東大卒プロゲーマー・ときどにズバリ(おおたとしまさ)

    ときど 僕らの競技って、実際に自分のカラダが痛くなるわけではないんですよ。だからゲームだけをやっているとメンタルを強くするのって限界があるのかなって思っています。それで、勝てなくなってきた時期に空手を始めましたし、筋トレで自分を限界まで追い込めばメンタルを鍛えられるのかなと思って取り組んでいます。そういうことをやっていかないと、30半ばに差し掛かってこれからどんどん勝てなくなっちゃうのかなって。 青木 おっしゃるとおりです。ターザン山さんという有名なプロレスライターさんの言葉に「プロレスしか知らないやつは、プロレスのことを何も知らない」というのがあります。僕はそれを「格闘技しか知らないやつは、格闘技のことを何も知らない」と言い換えて使っています。 青木 競技のなかの技術を洗練するだけでは、1日1時間半とかの練習の間でしかレベルアップしない。大切なのはこうやって分野の違うひととお話をするよ

    「ぶん殴られて痛いなんて未熟ですよ」プロ格闘家・青木真也が東大卒プロゲーマー・ときどにズバリ(おおたとしまさ)
    kaiji000823
    kaiji000823 2020/11/09
    「格闘技しか知らないやつは、格闘技のことを何も知らない」
  • ついに実現「青森山田vs青森山田」 豪雨の中ぶつかるプライドと劣等感…涙の“直接対決”に密着(安藤隆人)

    青森山田vs.青森山田――。 10月4日、高円宮杯JFA U-18 サッカースーパープリンスリーグ2020東北・決勝。青森山田高校グラウンドで行われた「東北No.1」を決める試合は、少し異質なものとなった。グラウンドにあるスコアボードには「青森山田vs.青森山田セカンド」と書かれている。紅白戦ではなく、歴とした公式戦である。 セカンドもプリンスリーグで2度優勝 まず、この試合の経緯を説明する。来、この戦いは実現するはずのない試合だった。 従来、青森山田は『高円宮杯U-18プレミアリーグ』に所属している。全国の強豪校やJクラブユース20チームが東西(EASTとWEST)に分かれ、2回総当たりのリーグ戦を行い、それぞれ東西の1位が一発勝負のチャンピオンシップで日一を決める、この世代の最高峰リーグだ。同校は2011年に創設された同リーグにおいて、高体連チームとしては史上最多の2度の優勝を誇っ

    ついに実現「青森山田vs青森山田」 豪雨の中ぶつかるプライドと劣等感…涙の“直接対決”に密着(安藤隆人)
    kaiji000823
    kaiji000823 2020/10/11
    「内に秘めるな!」「本気でぶつかれば差なんてないんだ。元から同じ土俵にいたんだ」
  • Vリーグ優勝セッターが突然の退団。“先生”へ転身した中根聡太の決意。(田中夕子)

    ジェイテクトSTINGSの一員としてVリーグ優勝に貢献した中根聡太(中央奥)。春から母校・星城高校で後進の指導にあたる。 スポーツ界で相次ぐ、大会中止。日のみならず世界の危機であり、今は我慢の時期。命のためだ。異論はない。 だが、それでも嘆きはある。 3月23日。ジェイテクトSTINGSの公式ホームページ、公式Twitterで発表された、セッター・中根聡太の退団。約1カ月前には無観客で行われたVリーグ決勝で、パナソニックパンサーズとのフルセットに及ぶ激闘を制し、優勝セッターとして歓喜の輪の中で喜ぶ姿を見たばかりなのに。 また悪い癖が出る。退団、引退は覆らないとわかっていても、浮かぶのは「たら」「れば」ばかり。3月25日から29日まで天皇杯・皇后杯バレーボール選手権大会が行われるはずだった。もし予定通り、開催されていたら、ユニフォーム姿で送り出すことができたじゃないか、と。 MVP西田を支

    Vリーグ優勝セッターが突然の退団。“先生”へ転身した中根聡太の決意。(田中夕子)
  • <初代編集長が明かす創刊秘話>「江夏の21球」と起死回生の長嶋茂雄。(岡崎満義)

    1980年、日初の総合スポーツ誌として誕生したNumber。その第一歩は、2人の野球人の存在なくして語れない。創刊当時の編集長が、1000号に至る道の原点を振り返る。(Number1000号掲載) 「カラーグラビアの総合スポーツ誌を作ってほしい」 1979年9月、42歳だった私は、こう言われ、新雑誌の編集長を命ぜられた。のちに2代目の編集長となる松尾秀助君が1年間のアメリカ留学から帰国した折、会社の上層部に「今、西海岸で面白いスポーツ雑誌がどんどん出てきている」と報告したことがきっかけだった。 当初の編集部員は7人。文藝春秋という会社には、それまで活版の雑誌しかなかったから、そもそもグラビア誌を作る経験がなく、随分と苦労した記憶がある。その頃は文藝春秋がスポーツ誌を出す、というだけで大きな話題となり、新聞、テレビから沢山の取材を受けた。私は普段、細かく手帳を付ける方ではないが、この年ばか

    <初代編集長が明かす創刊秘話>「江夏の21球」と起死回生の長嶋茂雄。(岡崎満義)
    kaiji000823
    kaiji000823 2020/04/07
    ドイツ美術史家、アビ・ワールブルクの「愛すべき神は細部に宿る」という言葉に出会った。
  • 小笠原満男&ジーコの育成論・後編。「今の選手は誰かを探してしまう」(池田博一)

    ブラジルの「遊びながら学ぶ技術を高める工夫」に驚いたと話した小笠原。“サッカー卓球”で小笠原vs.ジーコが実現する? 世界トップレベルの舞台で、10代の選手の活躍が目立つようになった。今や下部組織からトップチームへ戦力となる人材を輩出していくことが、世界のスタンダードだ。鹿島アントラーズでは、2018シーズンで現役引退した小笠原満男が、アカデミーのスタッフとして育成に目を向けている。 今季からテクニカルアドバイザーになった小笠原と、テクニカルディレクターを務めるジーコが「鹿島アントラーズイヤーブック2020」で語り合った育成論対談の特別編集。後編は、日とブラジルでの「プロを目指す意識」と、「1対1で仕掛ける姿勢」の差について。 小笠原 ブラジルのユース年代とアントラーズのユース年代で、ジーコさんから見て、何が違うと感じますか? ジーコ ブラジルの場合、U-13から基礎的な体力をつけていく

    小笠原満男&ジーコの育成論・後編。「今の選手は誰かを探してしまう」(池田博一)
  • 小笠原満男&ジーコの育成論・前編。「オガサは頭で何点取った?」(池田博一)

    ブラジル視察で感じたことを、クラブのレジェンドであるジーコ(右)に問いかけた小笠原。育成年代の指導に必要なことを再認識した。 世界トップレベルの舞台で、10代の選手の活躍が目立つようになった。今や下部組織からトップチームへ戦力となる人材を輩出していくことが、世界のスタンダードだ。鹿島アントラーズでは、2018シーズンで現役引退した小笠原満男が、アカデミーのスタッフとして育成に目を向けている。 今季からテクニカルアドバイザーになった小笠原と、テクニカルディレクターを務めるジーコが、今後の育成について「鹿島アントラーズイヤーブック2020」で語った。ここでは、その未公開部分を特別公開する。 小笠原 2019年9月に、ジーコが作った大会「第22回日伯友好カップ」に同行してきました。大会後、少しブラジルに残って5つのクラブを視察して、10歳からトップまでの各カテゴリーを見てきたんですが、そのときに

    小笠原満男&ジーコの育成論・前編。「オガサは頭で何点取った?」(池田博一)
  • 被シュートゼロのGK権田修一に聞く。「90分何を考えた?」(二宮寿朗)

    仕事をしようと思ったのに、やる仕事があまりない。 じゃあ気楽にしていいかといったらそうじゃない。仕事が突然やってくるかもしれないから、常に気を張っていないといけない。 一般の仕事に置き換えても、このシチュエーションって結構やっかいですよね? 10月10日、埼玉スタジアムで行なわれたカタールW杯アジア2次予選のモンゴル戦。日本代表のホーム初戦となったこの試合は6点を奪っての快勝だった。守備にフォーカスすると、被シュートは何とゼロ。国際Aマッチでそんな試合あったかなと頭のなかでさかのぼってみたが、記憶にございません。 ほぼ相手陣営に押し込んでの“ハーフコートゲーム”。ゴールマウスを守った権田修一に結局、セービングのお仕事は訪れなかった。バウンドして力なく届いた相手のゴールキックをキャッチした場面が1度と、流れたクロスをキャッチした場面が2度あっただけ。あとは味方のバックパスをつなげる経由地とし

    被シュートゼロのGK権田修一に聞く。「90分何を考えた?」(二宮寿朗)
  • 日本の部活に決定的に足りない物。池田純が語った4つの教育方針。(池田純)

    私には、いま小学生と幼稚園の2人の子どもがいます。 中学入学も近づいてきて、日で子どもを育てる時にスポーツの選択肢が学校の部活動を中心に限定されていることによる、可能性の狭さについて考えさせられています。 我が家の教育方針は「多様な選択肢(多様性)を与えて、自分で選ばせる(自主性)。選択肢になければはっきり自分の意見を述べる(自己主張)。選択に親は口を出さない(自己責任)」というものなので最終的には子どもが選ぶことになると思いますが、私自身としては実は、部活動、特に運動部に入ることにはあまり肯定的ではありません。 つい先日、テレビである名門大学運動部のドキュメンタリーを放送していたのですが、そこで主将が「課題は自主性を育てること。誰かに言われてやる時代じゃない」と、チーム体制の激変に伴い、それらを主将や学生アスリート自身が背負うことになった悩みについて話していました。 正直なところ、名門

    日本の部活に決定的に足りない物。池田純が語った4つの教育方針。(池田純)
    kaiji000823
    kaiji000823 2019/10/23
    「これから、人の時間は余るようになる。」
  • スコットランド戦の「ありがとう」は街を、命を守ったスタジアムにも。(金子達仁)

    何度も目にし、聞いてきた。 歴史を作ろう! 簡単なことではないし、ほとんどの野望は未完のまま果てる。それでも、何年かに一度、あるいは何十年かに一度、歴史は作られる。かなわなかった夢をかなえ、届かなかった栄冠を手にするアスリートは、ごく稀に、しかし必ずや現れる。 スコットランドに勝った。ワールドカップの舞台で、ティア1のチームを2度破るティア2のチームに日はなった。アジアで初めて、決勝トーナメントに進出するチームにもなった。 歴史的、であることは間違いない。 歴史とは、当事者のものである。 だが、この勝利を「歴史が作られた!」なんて言葉で片づける気にはなれない。何年かに一度、あるいは何十年かに一度、定期的に出現する事象と同じ言葉で括ってしまう気にはとてもなれない。 歴史とは、あくまで当事者のものである。スペイン人にとって極めて重要な歴史である“レコンキスタ(再征服運動)”が日人にとってあ

    スコットランド戦の「ありがとう」は街を、命を守ったスタジアムにも。(金子達仁)
  • ドラ1候補、星稜・奥川恭伸も服用?「足がつる」を治す漢方薬があった!(大場真代)

    今夏行われた第101回全国高等学校野球選手権大会では、星稜高校(石川)対智弁和歌山高校(和歌山)の3回戦が“死闘”として話題となった。 まもなく行われるプロ野球ドラフト会議の大注目投手でもある星稜・奥川恭伸は延長14回まで165球を投げ、23三振を奪い、勝利を掴んだ。 奥川はストレートも速いが、コントロールも良く、少ない球数で打者を封じる投球術も持つ。結果として、この第3回戦が、奥川がもっとも球数を投げた試合となった。 奥川が異変を感じたのは延長11回だった。試合後に「投げたときに(右足が)ピーンときた」と語っている。 それをいち早く察知したのが、相手チームである智弁和歌山高校のキャプテン・黒川史陽だった。 延長11回裏、先頭打者だった奥川は、ネクストバッターズサークルで軽く足をひきずりながら準備をしていると、チームメイトの内山壮真が「黒川キャプテンからです」とひと包みの漢方薬を届けてくれ

    ドラ1候補、星稜・奥川恭伸も服用?「足がつる」を治す漢方薬があった!(大場真代)
  • カープファンに恋する情熱を学べ。懐かしくて新しい「実家」のよう。(西澤千央)

    新型コロナウィルスの影響が続くなか、NumberWebでは、『Sports Graphic Number』の過去の記事から、「こんなときだからこそ読んで欲しい」と思う記事を特別公開します! 今回は982号(2019年7月11日発売)に掲載された「カープファンに恋する情熱を学べ。」をお届けします。ベイスターズびいきのライターが、カープファンに教えを乞う旅で感じたこととは。 ずっと友だちだと思ってた。テスト前「お前、勉強した?」「やばい、なんもやってねえ」って笑い合って、2人で赤点だったじゃん。マラソン大会で「たりいからテキトーにやろうぜ」「だよな」って、最後尾トコトコ走ってたじゃん。それがどういうことなのか。気づけば友の成績は学年トップ、マラソン大会はぶっちぎりで優勝。それだけじゃない。「彼女とか彼氏とかめんどくせえよな」って言い合ってたのに、今じゃどこ行ってもワーキャーのモテモテだ。 これ

    カープファンに恋する情熱を学べ。懐かしくて新しい「実家」のよう。(西澤千央)
  • 稲垣啓太、ドラマを超えた初トライ。仲間が繋いだ3連続オフロードパス。(多羅正崇)

    勝利、8強進出を手繰り寄せるトライを奪った(左から)福岡堅樹、松島幸太朗、そして稲垣啓太。死闘のスコットランド戦でも「ONE TEAM」を体現した。 自己犠牲のスポーツともいわれるラグビー。相手のタックルを受けながら味方にボールを託す「オフロードパス」は、気高いラグビー精神を体現するプレーのひとつだ。身を殺してチームの活路を開き、楕円球という命を先へと繋ぐ。 アジアラグビー初のW杯8強進出を決め、新世紀の扉をこじ開けたスコットランド戦の前半25分。そんな想いの詰まったオフロードパスを受けてトライをしたのは、これまでずっと自己犠牲に専念してきた男だった。 プロップの稲垣啓太は、日本代表戦で一度もトライをしたことがなかった。 新潟工から関東学院大、パナソニックと進んだ大型プロップ。トップリーグ新人賞とベスト15をダブル受賞した直後の2014年3月、日本代表合宿に初招集。ただこれまで32試合でト

    稲垣啓太、ドラマを超えた初トライ。仲間が繋いだ3連続オフロードパス。(多羅正崇)
  • ポジショナルプレー、これが決定版。グアルディオラに直接聞いてみた。(田邊雅之)

    「ポジショナルプレーという単語を最近よく聞くんですが、あれは一体何物ですか? 記事やを読んでも、今ひとつわからなくて……」 最近、こんな質問を受けることが多い。 たしかに「ポジショナルプレー」というフレーズは、難解に響く。考え方自体は昔から存在していたが、日では使われてこなかったし、「戦術」や「ポジショニング」との違いもわかりにくい。 ポジショナルプレーとは何か。 自分なりに定義すれば、「攻守を問わずにピッチ上で優位性を創りだすために、戦術システムと選手の配置、組み合わせ方を考えた上で、監督が選手たちに実践させるプレーや細かなポジション取り、基的なノウハウの集合体」となる。 さらに補足するなら「監督が自らの理念に基づいて」という前書きや、「これまでの戦術的なアプローチが、さらに進化し、精緻化されたもの」と締めくくってもいい。 もちろんこれはあくまでも総論だし、まだイメージがつかみにく

    ポジショナルプレー、これが決定版。グアルディオラに直接聞いてみた。(田邊雅之)
  • 1