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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (11)

  • 子どもないと寿命が短くなるらしい: 極東ブログ

    一昨日、子どもない夫婦は寿命が短くなるらしいというニュースをBBCで見かけて(参照)、そんなものかなと思った。そのうち日でもこのニュースが話題になるかなと見ていたが、まだ自分の見渡す範囲にはない。では、ブログのネタに拾っておきましょうか。 この手の話題はネタ元の信頼度が重要なので、なによりもそのあたりを洗ってみると、BMJ「疫学と地域医療誌」だった(参照)。かなり信頼できそうなので、話題を追ってみる。 研究は、1994年から2005年の間、デンマークで体外受精(IVF)を試みた2万1276の子供のない夫婦を対象に、子どもをもつことができた人とできなかった人を比較した。 生まれた子どもは、1万5149人。死んだ人は、女性が96人、男性が220人。結果だが、子どもを持てなかった女性の早死が四倍高かった。男性は二倍ほどである。 若くして死ぬということより、寿命が短くなると解釈してよさそうだ。

  • サミュエル・ハーネマン(Samuel Hahnemann): 極東ブログ

    医師サミュエル・ハーネマン(Christian Friedrich Samuel Hahnemann)は 、1755年4月10日、現在のドイツ、ザクセン州マイセン郡に生まれた。11日だったという異説もある。なお、ドイツ語読みではザムエルだが、英米圏での話題が多いことから英語読みとしておく。 同年に生まれた有名人にマリー・アントワネットがいる。つまりルイ16世は一つ年上である。同年はルソーが『人間不平等起源論』を書いた年でもあった。同時代に近い日では、医師でもあった平賀源内が1728年の生まれ、同じく医者でもあった居宣長が1730年の生まれである。 サミュエルの父は画家でもあり、また親族にはマイセン磁器の絵付け師も多かった。だが彼は芸術の道には進まなかった。子供の頃から語学の才能があり、英語、フランス語、イタリア語に習熟した。ギリシア語やラテン語は当然できた。さらにアラビア語、 シリア語

    kinghuradance
    kinghuradance 2012/09/30
    極東ブログのサミュエル・ハーネマン氏についての記事。ホメオパシーはどのようにして生まれたかと、この考え方によってニトログリセリンが狭心症の治療薬として使われるようになった経緯が書かれている。
  • [書評]美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! (水島弘史): 極東ブログ

    エッセイストの岸葉子さんが、一人暮らしになった理系のお父さんの料理のことを書かれていたのが印象的だった。記憶を辿るので誤解しているかもしれないが、彼女の父が、料理というのは専門の化学と同じだと悟ってレシピどおり正確に調理しはじめたところ、めきめきと料理の腕を上げたという。なるほど思った。 料理レシピが正しければ、そのとおりするとうまくいく。では問題はレシピとその正確な再現にあるのかというと、そこが難しい。レシピに書かれている素材は自分が揃えた素材と同じなのかというと、そうもいかない。調理器具の違いも大きい。 そもそも調理手順がきちんと再現できるものなのかという疑問もある。お習字と同じだ。私が蘭亭序を横に筆を手にしてもナンセンス。お手に見合う基礎技術が必要。 逆にいうと、そうした問題がクリアされると、料理は美味しくできるのか? 少なくとも想定された通りの料理になるのか? これについて

  • シニア層にSNS広告は有効か?: 極東ブログ

    の成長分野とかビジネスチャンスとかいう話は、それだけ言うと、なんとなく元気が出そうな前向きの話のようでもあるが、日の現状と中期的な未来像で言うなら、結局のところ、お金を持っている高齢者向けビジネスが主眼になる。お年寄りがもっとお金を遣ってくれる商売が重要だということだ。 それは何か?というのは、実際にそういう層をターゲットにした産業の動向を見ていけばわかるし、その話に今回は突っ込まないが、いずれにせよ高齢者対象であれ物やサービスを売るならマーケティングや広告は重要になる。では、どうやってお年寄りにリーチする広告ができるかが当然課題になる。それは何か。 あらためて問うまでもなく、現状の広告がそれなのだというのがひとつ。テレビを見ても新聞を見ても高齢者対象になっている。少なくともそういうのが流になっている。今後もこれが続く。 それだけなのか。どっかにニッチはないのかという興味もある。ニ

  • 「デブな彼女」という短編小説を書こうと思ったことがある: 極東ブログ

    「デブな彼女」という短編小説を書こうと思ったことがある。青年Kがあるときデブな女の子に惚れて彼女にしたのだった。なぜKはデブな彼女に惚れたのか。デブだから惚れたというわけではない、別になんとなくそうなっただけなのだった。貧乳だってよかったかと問われれば、いいよとKは答えるだろう。しばらく彼らは幸せだった。 この短編のポイントはここから。幸せに過ごすにつれ、デブな彼女は痩せていった。痩せてみたら、げ、なんなのこの美人という彼女になってしまった。彼女としては、幸せなうえに痩せてきれいになってKにもっと好かれると思っていた。Kはここで奇妙な心理的苦境に陥る。彼女と一緒に散歩するだけで、すれ違う男が彼女を見つめているのがわかる。すれ違う女はあこがれか嫉妬の視線を投げる。もちろん、彼女に言い寄る男が増える……。 この話はどういう結末を迎えるのだろうか。 いろいろ考えられる。ハッピーエンドがいいなと筆

  • ブログはどこまで嘘をついていいのか: 極東ブログ

    まあ、話題の虚構新聞の「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」(参照)について、私も結局釣られるということなんだが、ネットでは話題といっても知らない人もいるだろうと思うので、概略から、で。 試しに、グーグルニュースでこの件を検索したらエックスドロイドというサイトの「「虚構新聞に怒る人はバカ」とひろゆき氏が断言」(参照)という記事があって、ざっと読んだら、それがわかりやすいように思えたので、概要の代わりに引用。 現実の事件や出来事のパロディ記事を配信するジョークサイトとして有名なのが「虚構新聞」。個人サイトとは思えないPVを叩きだしており、一昨年に今までのネタを集めた単行『号外!!虚構新聞』(笠倉出版社)が発売されるほどの人気サイトだ。 記事には背景色に隠れた文字を反転させると「これは嘘ニュースです」と書かれており、虚構新聞というサイト名からもジョークであることは分かるのだが、「あ

    kinghuradance
    kinghuradance 2012/05/18
    終風先生 @finalventの今回の虚構新聞騒動についての見解。"一つには「釣られたやつバカ」とか言ってすますのはアカンだろ、であり、もう一つは発狂トリガーのキーワードの扱いには気をつけたほうがいいということだ。"
  • 4月から新社会人になる皆さんへ: 極東ブログ

    あまり多くはないと思うのですが、というかほとんどいなんじゃないかとも思うのですが、このブログの読者の方のなかに、もしかしたら、来週から新社会人になるという人もいるかもしれないと思って、今日は、それらのかたへ「贈る言葉」を書いてみます。自分が社会人になったばかりのころを思い出し、そのころ、何を言われてたらよかったかな、と考えながら。 1 社会人とは家計を営む人だと理解しましょう 社会人とはなんでしょう。社会を構成している人という意味なら、赤ちゃんも社会人ということになりますが、ちょっと違いますよね。ではなにかというと、実際的には「仕事をして世間様からお金を貰っている人」と定義してよいと思います。 じゃあ、「専業主婦は社会人じゃないの?」という疑問がすぐに起きるかもしれません。でも、その夫と家計を分担しているという意味で、専業主婦も社会人としてよいでしょう。 いきなり脇道にそれるようですが、こ

    kinghuradance
    kinghuradance 2012/03/29
    終風先生@finalvent の4月から新社会人となる人々に向けた有り難いお言葉。全員ではないが、時には「公」というものに向かって戦う立場になる人やそれを守るために命を賭けることになる人々も存在する。
  • 極東ブログ: 牡蠣のオリーブオイル掛け

    簡単クッキングの時間ですよ。牡蠣のおいしい季節。今日は、牡蠣のオリーブオイル掛け。牡蠣を乾煎りして塩で味付け、オリーブオイルを掛けるだけという、まじシンプルな一品。 素材は、加熱用の牡蠣。量は適当。多いほうがいい。一人でうだけだからそんなに要らない? いいからできるだけ買え。お、こりゃうまそうというのを選べ。生用のは買うなよ。 そると、塩。塩はうるさいこと言わない。私が使うのは岩塩。アルペンザルツ。「極東ブログ: 塩の話」(参照)もご参考に。 そしてオリーブオイル。オリーブオイルは極上を使え。ここで味が決まる。極上ってなんだという話は、「極東ブログ: [書評]アーリオオーリオのつくり方(片岡護)」(参照)などを参照のこと。わからんかったら、五〇〇ミリリットル一五〇〇円くらいので偉そうな感じのエクストラバージンを買え、と。 牡蠣は水洗いする。水はできるだけ切る。できたらクッキングペーパー

  • 中国人二歳女児ひき逃げ映像の背景: 極東ブログ

    すでに映像をご覧になっている人も多いと思うが、あまりに陰惨な映像なのでネットに溢れている動画へのリンクはしない。話は、中国南部、広東省仏山で13日、自動車にはねられ路上に放り出された二歳女児を道行く人は助けることなく無視し、そのため再度車に轢かれることになったことだ。女児の回復を祈りたい……と書いたものの、最新の状況を見るとすでに死んでいた。哀悼したい。 この話、誰が見ても残酷な話ではある。この事件自体がやらせのはずはない。だが、この報道はといえば、中国共産党のやらせだろう。こんなことを書くのもなんだとも思うが、ちょっと考えるといろいろパズルが解けそうでもあるので、触れておく。 報道の確認から。AFPがわかりやすい。「血まみれの少女を無視する通行人、ネットで怒りの声 中国」(参照)より。 【10月17日 AFP】中国南部、広東(Guangdong)省仏山(Foshan)で、車に2回はねられ

    kinghuradance
    kinghuradance 2011/10/23
    簡単にまとめると中国上層部に「このままでは世界標準と比較してうちの国の倫理やモラルがやばすぎて経済活動にも大きな支障を抱える」と気づいた人がいて、中国人二歳女児ひき逃げ問題を大きく報道したと思われ。
  • 大恐慌の時、米国民はけっこう健康だったらしい: 極東ブログ

    「世界大恐慌(The Great Depression)」と呼ばれる大規模な不況の時代。1929年に始まり1940年代初頭までほぼ10年も続いた時代。株価は暴落し、銀行はばたばたと潰れた。企業も数多く潰れた。米国では失業率が25パーセントに及び、街中に失業者が溢れた。自殺者も目立った。不幸のどん底のような時代であった……かに思われていた。だが、実際にこの時代の人々の寿命を調べてみたら、あれれ、寿命は延びていた。健康でもあったようだ。ほんとなのか。元ネタは科学的な調査である「大恐慌時代の生死: Life and death during the Great Depression (pnas.0904491106)」(参照)だ。 このネタをったデイリー・メール紙は、「元気を出せよ! 世界大恐慌時代を研究したら、困難な時代のほうが健康によいんだってさ(Cheer up! Study of Gr

    kinghuradance
    kinghuradance 2010/07/01
    少なくとも平時のアメリカ人は食べ過ぎだろうと思われ。白人は糖尿病にならないとはいえ、何故あんなに食べるのだろうか?
  • [書評]その夜の終りに(三枝和子): 極東ブログ

    「その夜の終りに(三枝和子)」(参照)は、平成元年「群像」九月号に発表された後、単行となった。私の手元にある翌年刊行された初版奥付を見ると一九九〇年二月二三日とある。版を重ねたかどうかは知らない。 三枝和子(さえぐさ かずこ)は、一九二九年(昭和四年)三月三一日の生まれ。今日が誕生日であり、存命なら七八歳であったことだろう。が、二〇〇三年、亜急性小脳変性症により七四歳で亡くなった。その前年に癌の手術も受けていた。喪主となったのは夫の文芸評論家森川達也。彼は昨年五月五日肺気腫で亡くなった。八三歳。生年は一九二二年(大正十一年)。三枝とは七つ違いということになる。子供は無かったのか喪主は兵庫県加東市花蔵院梅谷快洋住職とのこと。 彼らの結婚がいつだったか手元の資料ではわからない。三枝和子は、兵庫師範学校科を経て、関西学院大学文学部哲学科を卒業し、同大学院文学研究科修士課程を中退。神戸と京都で

    kinghuradance
    kinghuradance 2007/05/15
    終風先生がすごく推しているエントリーなのでブックマークをしておくのです。
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