プログラミングを知らない人には、プログラマが言う「汚いコード」というものが実感できないかもしれない。それをシンプルに説明してみる。 たとえば円周率の3.14。円周率を使って円の面積を求めるプログラムが組まれているとする。3.14という数字が書かれているコードがある。 それがどうしたの?と思うかもしれない。ところがこのコードは汚いのだ。「え?なぜ?!」というのが、非プログラマの反応だろう。 もっと精度よく計算するために3.1415を使いたくなったとする。その場合、それまで3.14だったところを3.1415に修正するわけだが、プログラムが巨大になると、その箇所は膨大になる。どこかを修正し忘れたりする。 ある場所では3.14で計算し、別な箇所では3.1415で計算すると、同じになるはずの数値が同じにならない。これをバグという。 * * * ではどうすればいいか。プログラムのある箇所で「P