「5分後シリーズ」という短編集が小中学生に人気だ。ライターの飯田一史氏は「出版業界では、短編集は長編小説と比べて『売れない』とされてきた。ところが『5分後シリーズ』の大ヒット以降、『○分で××』と題した短編集が次々と出るようになった」という――。 出版業界の常識を覆した『5分後に意外な結末』 書店で『5分で読める○○』『3分で××』といったタイトルを冠した短編集が増えている。出版業界では、短編集やアンソロジーは「売れない」とされてきた。ところがあるヒットシリーズの登場以降、またたく間に「○分で××」という短編集が次々と出るようになった。