日本で公開が始まったイギリス映画『異人たち』。ロンドンで孤独に暮らす中年男性と“異人”たちとの交流を描くファンタジー映画で、日本を含む世界47か国で公開される人気ぶりだ。 映画の原作は、数々の人気ドラマで知られる脚本家の山田太一さんが、37年前に書いた小説『異人たちとの夏』。 なぜ、いま海外で映画化されたのか。そこには国やことば、さらにはセクシュアリティーも関係なく、どんな人の心も引きつける物語の魅力があった。 映画を手がけた監督や山田さんの遺族への取材でひもとく。 (科学文化部 福田陽平)
映画的知名度の低かったギリシャで“奇妙な波”と呼ばれた映画ムーブメントを牽引し、2015年の『ロブスター』で英語圏にも進出、いまや世界的映画監督となったヨルゴス・ランティモス。独特の奇妙にねじくれた世界観で映画ファンを幻惑し、かつ魅了してきた異才である。 ランティモスの作風にはいくつもの際立った特徴があるが、一貫して感じるのは人間に対する懐疑的な視線である。もっと平たくいえば、彼の映画からは「人間とは幼稚な生き物である」という、いささか極端でミもフタもない人生哲学が感じられるのだ。 ランティモス作品の登場人物たちはたいてい、閉鎖的な環境にとらわれて、精神的な成長を押し止められている。『籠の中の乙女』(2009年)の子供たちは外の世界は危険だからと自宅の中だけで育てされ、『ロブスター』(2015年)の大人たちは子孫を残すことを強いられ、伴侶を見つけられなければ動物に変えられる施設に入れられる
この元記事は過去ログとして別リンクに移住させます ここは劇場版実写リトルマーメイドの配役発表時にお気持ちで暴れたオタクの跡地です。 劇場版公開で再バズするのが嫌なので消そうかと思ったけど、それはさすがに無責任っぽいので、というか昔ツイートを匿名掲示板に転載されたのがバズってトラウマなので、消さずに別ページに移送します。 まだ見たい人は以下を認識した上で元記事を読んでください。 インターネットで知らない人を担がないでください 私のことをすごい知識人と勘違いして担いだり反論したりする人が現れ始めて恐怖しかないので、日本公開前に元記事は別ページに移送する処置を取ります。 いやーなんかもう誰かのせいにしたいが自分の顔しか思い浮かばない。 まず大前提として、私は知識人ではなく匿名の限界オタク個人です。というか、発達障害+学習障害+精神疾患で無職、バイトはしたことあるけど所得税払ったことないです。すべ
» 【心配】映画『RRR』における「イギリス悪すぎ問題」をイギリス人はどう感じているのか? 聞いてみた 特集 話題のインド映画『RRR』がついにアカデミー賞をとったらしい。これは当サイトのサンジュン記者がかねてより「絶対観ろ」と周囲にしつこく勧めていた作品であり、そろそろ観念して観るしかないようだ。 ってことで観た。超スゴかった。どうスゴかったかはサンジュン記者の記事をご覧いただくとして、しかし1つだけ、私にはどうしても気になる問題があった。それは「作中で描かれるイギリス人があまりに極悪すぎる」ということ……これ、イギリス人が観たらどう思うんだろう? ・フィクションと分かっちゃいても 私がここまでイギリス人に同情するのには理由がある。それは小学生のころに観たブルース・リー主演の伝説的映画『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972)。この作品に描かれる日本人があまりにも悪者すぎて、幼少期の私は大きなシ
カズオ・イシグロは、自身が映画通であると告白している。そして、彼にとって不可欠な人物に言及する際は、作家よりもまず2人の映画監督の名を好んで挙げてきた。その2人とは、小津安二郎と成瀬己喜男だ。 作家で2017年ノーベル文学賞受賞者のイシグロが彼らを選ぶのは、そこに彼自身の姿を見るからだ。「抑制の達人」──機微のない定義でそう呼ばれているように、『日の名残り』『わたしを離さないで』(両作には輝かしい映画化作品もある)といった小説をイシグロは手がけてきた。 そして今回、黒沢明の傑作『生きる』を原作とした映画『生きる LIVING』で、オリヴァー・ハーマナス監督と初めて映画のリメイクに挑んだのだ。 映画『生きる』にイギリスの要素を取り入れる ──エリザベス女王が亡くなりました。この変化のときに、あなたはどのような省察をしていますか? 今は複雑なときですね。でも、ブレグジットを遂行して以来ずっとそ
「現代の女性が60年代の女性を救おうとしたら?」エドガー・ライトが描きたかった、ロンドンの“闇の底” 『ラストナイト・イン・ソーホー』エドガー・ライト(映画監督)インタビュー
【第9回前編】北村紗衣(イギリス文学者、批評家) 恐る恐る、噂のフェミニスト批評家を訪ねてみたら世のオヤジを代表して作家の樋口毅宏さんが今どきの才能溢れる女性に接近遭遇! その素顔に舌鋒鋭く迫る連載。第9回目のゲストは、イギリス文学者、批評家の北村紗衣さん。深い学識に裏付けされた鋭い分析をもとに、フェミニスト批評、映画評論、ウィキペディアの執筆・編集……とさまざまな活動を行う注目の研究家です。 CREDIT :写真/内田裕介 文/井上真規子 PEOPLE樋口毅宏の「手玉にとられたい!」 『さらば雑司が谷』『タモリ論』などの著書で知られる作家の樋口毅宏さんが、各界で活躍する才能ある女性の魅力に迫る連載対談企画「樋口毅宏の手玉にとられたい!」。 第9回のゲストは、イギリス文学者、批評家の北村紗衣さん。東京大学を卒業後、イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンで「ジェンダーとシェイクスピアの受容」
「自分はDV加害者ではない」と訴えるイギリスでの民事裁判敗訴からわずか4日、ジョニー・デップが、「ファンタスティック・ビースト」3作目から解雇された。ワーナー・ブラザースは、彼が演じていたグリンデルバルド役を新たにキャスティングするという。この映画の撮影のためにすでにロンドンにいるデップは、現地時間6日、インスタグラムで、その事実を自ら発表。そのメッセージには、「最近起こったことについて、以下のような短い声明を発表したいと思います。まずは、僕を忠実に支えてくれたみなさんに感謝したいと思います。この2日間はとくに、みなさんから心配や愛のメッセージをいただけたことに感動していました。ふたつめに、ワーナー・ブラザースから、『ファンタスティック・ビースト』のグリンデルバルド役を降板するよう言われたことをご報告します。僕はその要望に敬意を表し、従うことにしました。最後に言いたいのは次のことです。イギ
スパイ映画「007」の最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、シリーズ25作目。主人公ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグにとっては「最後のボンド役」とも言われる話題の映画だ。封切りは、ことし4月、のはずだった… (10月31日、“初代ボンド”のショーン・コネリー氏の死去が明らかになり、クレイグ氏も「スクリーン上でのウィットと魅力はメガワット級だった」と追悼。筆者の世代には初代も印象的だった) 日本では今、『鬼滅の刃』が人気沸騰中だが、世界規模の新作映画が新型コロナウイルスの影響で次々と公開延期になっている。日本では映画館も開いているのに、なぜなのか。 (アメリカ総局 記者 野口修司) 10月5日、イギリスとアメリカで660余の映画館を運営するシネワールドが全館の再休止を突如発表した。コロナ禍による閉館から復活したばかりの映画館も含め、イギリスとアメリカで営業する映画館すべてを、だ。
イーマ @iima1911a1 広島に落とされたんだから「はだしのゲン」を観るのがベターなのかもしれないが、核兵器の恐怖って面では「風が吹くとき」がベスト。 ってか、朝から酒飲みながら今観てる。 無知かもしれないけど善良な夫婦が「徐々に弱って行く」のがマジでキツい。 酒飲みながら言っても説得力無いので、皆も観ろ。 pic.twitter.com/Mid9EAliGK 2020-08-07 07:55:13
2009年本国公開のイギリス映画で1979年のマージ-サイドを舞台に破滅的な若者たちと、日本ではほとんど紹介されることの無かった英国フットボール発祥の文化“Football Casual”<カジュアルズ>の黎明期を描いた映画『アウェイデイズ』が完成から11年の歳月を経て遂に2020年10月16日(金)より新宿シネマカリテほかにて日本初公開される事が決定しました! 終わりなんだろ?俺たちはもうー。 1979年、ポストパンク時代のマージーサイド。 若者達の苛立ちは極限まで研ぎ澄まされ、剥き出しとなった感情は、仲間を求め、傷つけたー。 ©Copyright RED UNION FILMS 2008 英国ユース・カルチャーを描いた青春映画の足りなかったピースが遂に埋まる。1979年、イングランド北西部マージーサイド州バーケンヘッド。カーティとエルヴィスは《Echo & The Bunnymen》の
吉田 涼 @homein_sw_org 相変わらず「納税の義務を果たさないのに権利主張ばかりするな」みたいなコメントに溢れていて情けがない。 権利と義務はセットじゃない。 それに、住民登録していないから住民税は支払っていないけど、何かを購入した時には消費税を納めてる。 そもそも義務も果たしてる。 news.yahoo.co.jp/articles/4ad68… 2020-06-22 07:18:29 香西かつ介 日本共産党・東京3区(品川区・島嶼)予定候補 @kouzai2007 「納税の義務を果たしてないんだから…」的なコメントに辟易… 納税とは収入に応じて納めるもの。そして社会保障や行政サービスは納税の対価ではない だいたい路上生活の皆さんは消費税を納めている。高額納税者も少額も関係なく「一律10万」のはずだ news.yahoo.co.jp/articles/4ad68… 2020-
「日本の俳優は危機感を持っていると思いますよ」 平岳大は2019年の暮れ、妻子と共にハワイに移住した。日本の事務所を辞めて、海外のエージェントと契約したわけは、日本でこのまま仕事をすることへの危機感を抱くと同時に、新天地での希望を見出したからだと言う。 平はこれまで、日曜劇場『下町ロケット』(15年)、大河ドラマ『真田丸』(16年)、映画『検察側の罪人』(18年)、舞台『スーパー歌舞伎 ワンピース』(16、17年)などスケールの大きい作品のバイプレイヤーとして活躍してきた。シニア層には、故・平幹二朗と佐久間良子という名優の血を引いているといえば、おぉ、と目を細めるかもしれない。 先天的な運にも後天的な実力にも恵まれた俳優に日本脱出を決意させたのは、NetflixとBBC が共同制作したドラマ『Giri/Haji』(1月10日から配信)。このドラマの体験が、平にいったいどんな扉を開いたのか。
サッチャーが言及した「家族」の意味 「社会なんて存在しません」──これは、マーガレット・サッチャーの「新自由主義宣言」として有名な引用文だ。個人を守ってくれる社会なんか存在しない。個人は自由市場の中で選択と競争をして生きていかなければならない。それがサッチャーのメッセージだった。 1987年にサッチャーが三選を果たした際に、雑誌『ウーマンズ・オウン』に掲載された談話である。正確に引用すると次の通りである。 社会なんて存在しません。存在するのは個人としての男女、そして家族だけです。 新自由主義的な個人主義の宣言としてよく引用されるこの台詞だが、社会は存在しない、存在するのは個人だけだというのにとどまらず、サッチャーが続けて「家族」に触れていることの意味は、これまであまり考えられてこなかった。 イギリスの階級の諸側面を考え、それが現代日本の私たちに何を教えてくれるかを考えてきた本連載であるが、
“Gwen”(原題)は、1855年の北ウェールズ地方スノードニアの山間の村を舞台にしたゴシック・ホラー作品だ。主人公の少女グウェンは母と妹の三人家族だが、母親のミステリアスな病気、戦争で不在の父、無慈悲な鉱山会社の進出など、彼女の家は闇に包まれ・・・というストーリーとなっている。 批評家たちの評価も高く、The Guardian誌は「ゴシックドラマと社会的リアリズムの不気味なハイブリッド」「女性の抑圧と貧しい人々の苦闘についての物語」「ケン・ローチのような社会的リアリズムではなく、激しい憤りを感じる映画だ」と評している。 伝統的なウェールズの衣装や宗教文化、産業革命時代のウェールズの沈滞した雰囲気などが予告編からもうかがえる。暗く、陰鬱で、かつ各所にウェールズらしい雰囲気があり、特に衣装や風景が実に綺麗だ。スノードニアの山岳地帯は現在国立公園として整備されており、ウェールズ地方の代表的な観
あらすじ 1306年のスコットランド。ロバート・ザ・ブルースは自ら王に戴冠し、スコットランドの自由への大望を抱いていた。しかし、敗北を繰り返して軍は散り散りになり、スコットランドの貴族にも見捨てられて負傷した彼は、小さな農村に匿われる。村の若い未亡人と子供たちの看病によって死の淵から生還し、正しいことをするという決意を鼓舞して復讐ではなく自由の為に再び立ち上がる。(注1) ロバート・ザ・ブルースことスコットランド王ロバート1世(在位1306~1329)はスコットランド王国独立の英雄として知られる。スコットランドの名門貴族ブルース家の出身で、イングランド王エドワード1世によるスコットランド併合(1296年)に抵抗してウィリアム・ウォレス(1270頃~1305)らとともに独立戦争を指揮し、1306年にスコットランド王に即位した。即位直後は敗北を重ねてハイランド地方へ退却したが、1307年に再起
『エセルとアーネスト ふたりの物語』(チャイルド・フィルム/ムヴィオラ配給)が9月28日(土)より岩波ホールほか全国順次公開となります。 この度、ポスタービジュアル&場面写真が解禁されました。 世界中で愛される「スノーマン」の著者が、自身の両親の人生を描いた原作をアニメーション映画化。日本初上映の「東京アニメアワードフェスティバル2019」で〝イギリス版『この世界の片隅に』!〟と感動を呼んだ話題作。 「スノーマン」「風が吹くとき」などの名作で知られるイギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズが、自身の両親の人生を描いた「エセルとアーネスト」(8月バベルプレスより刊行)を原作としたアニメーション映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』が9月28日(土)より、東京・ 岩波ホールを皮切りに全国で公開される。 1928年の出会いから結婚、息子レイモンドの誕生、第二次世界大戦、戦後の発展と時代の変化、
た と え 世 界 に 望 ま れ な く て も 、僕 は う た う 。5 月 31 日(金)、シネクイントほか全国公開、『イングランド・イズ・マイン モリッシ ー, はじまりの物語 』。 1980 年代、痛烈な言葉と音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンドザ・スミスのボーカルリスト、スティーブン・モリッシーが若き日の苦悩と挫折を乗り越え、のちに世界にはばたくミュージシャンとして生きる決意を描いた青春音楽映画。 2017 年エジンバラ国際映画祭クロージングほか、世界各国の映画祭にて高い評価を受けた話題作がいよいよ日本公開、このたび予告映像とポスタービジュアルが完成、追加スチ ール写真が解禁となりました! © 2017 ESSOLDO LIMITED ALL RIGHTS RESERVED. 1976 年のマンチェスター。学校をドロップアウトしたスティーブン・パトリッ
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