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イギリスと本に関するlaislanopiraのブックマーク (41)

  • イギリスのファンタジー小説の小口印刷が素敵すぎる「これは本棚に並べたい」「あの小説でもやって欲しい」

    Y. Furusawa 古沢嘉通 @frswy そう、いま、(特に英国の)ファンタジーハードカバー特装版の小口はこんなことになっているんだよなあ。デジタルプリント印刷のなんらかの技術革新が起こった気がする。 twitter.com/Bookslovereade… 2023-12-19 15:38:53 Y. Furusawa 古沢嘉通 @frswy バズったなあ。元発言をリポストしてから7時間で、1万リポスト、1・6万いいね。つまり、小口が綺麗なというのは、それだけ訴求力があるということでは? 英国で廉価で出来ているということは(部数数千部、大半が20ポンド前後くらいの)、日の出版社もできるのでは? twitter.com/frswy/status/1… 2023-12-19 22:51:36

    イギリスのファンタジー小説の小口印刷が素敵すぎる「これは本棚に並べたい」「あの小説でもやって欲しい」
  • 大英図書館は国内で出版されたすべての本をどのように所蔵・管理しているのか?

    イギリスでや雑誌、新聞を出版する場合には、そのやコピーを国に提出することが法律で義務づけられています。そのため、イギリスのロンドンに館を置く国立の図書館である大英図書館には、国内のほぼすべての出版物が所蔵されています。合計約1億7000万点あるコレクションをどのように保管・管理しているのかという内部や大英図書館の取り組みについて、科学や歴史などのトピックに関するムービーを投稿するYouTuberのトム・スコット氏が潜入してレポートしています。 This library has every book ever published. - YouTube 大英図書館の正門はこんな感じ。 大英博物館に寄贈されるの管理等を専門とする部署の部長を務めるリンダ・アーノルド=ストラトフォード氏によると、大英図書館では「印刷物」と呼ぶことができるあらゆるものを収集しているそうです。や新聞だけではな

    大英図書館は国内で出版されたすべての本をどのように所蔵・管理しているのか?
  • なぜいま海外で日本のマンガが爆発的に売れているのか? 欧米の出版関係者が語る“その熱狂” | アメリカでは成長率トップのカテゴリーに

    いまや世界中で親しまれている日のマンガだが、とくにここ数年、欧米でその販売数が飛躍的に伸びている。日のマンガはいかにして世界のメインストリームとなったのか、英紙「ガーディアン」が現地の関係者たちを取材した。 どれも「1巻」がない! 12歳になる娘の誕生日プレゼントを探すため、私はランチタイムに大型書店のウォーターストーンズに向かった。娘のための選びはうまくいったためしがないので、20代の書店員におすすめを尋ねると、マンガのコーナーへ案内してくれた。 「面白いわよ。右のページから左へ読んでいくの。娘さんも気に入ると思うわ」と言われた。「社会不安症の高校生を描いた『古見さんは、コミュ症です。』なんかいいかも。でなければ、ダークファンタジーの『東京喰種 トーキョーグール』は? 対象年齢が少し上だけど、10代の子はそのほうが喜ぶから」 だが、2人で棚を探してみると──なんと、4つの棚がまるま

    なぜいま海外で日本のマンガが爆発的に売れているのか? 欧米の出版関係者が語る“その熱狂” | アメリカでは成長率トップのカテゴリーに
  • London Book Fair Canceled Over Coronavirus Fears (Published 2020)

  • 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 未来は彼らの手の中にある! - HONZ

    書はHONZでも複数の記事があがっている人気のだ(※)。それでも私が「追いレビュー」をすることにしたのは、それだけ強く心を揺さぶられたからだ。英国での著者親子の日常に触れ、熱い思いが体中の毛穴から噴き出しつづけた。めくるめく読書体験だった。 ※HONZ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』記事一覧 ・首藤淳哉のレビュー ・東えりかの著者インタビュー ・古幡瑞穂の「併せて読まれたこの一冊」 書はまず、中学校を選ぶ場面から始まる。英国では、公立でも小中学校を選べるそうだ。著者の息子さん(以下、「ぼく」)は、エリート中学校に進めるにもかかわらず、荒れた「元底辺中学校」に通う選択をする。この時点で、早くも私はワクワクした。 私にも、同じような経験がある。上位校への進学を先生に薦められたのにもかかわらず、一つ下の高校を選んだことがあったのだ。悩んだ挙句、最終的には学校を見学した時の直感

    『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 未来は彼らの手の中にある! - HONZ
  • ロンドンの地下鉄駅に登場した「短編小説の自動販売機」 | 著名作家の新作が1分で読める!

    レシートのような紙に小説が! 2019年4月上旬、ロンドンではじめて短編小説の自動販売機が登場した。金融街であるカナリー・ワーフ駅付近のショッピングモールや緑地に、3台の機械が置かれている。 販売機といってもすべて無料である。ボタンを押すとスーパーのレシートのような細長い紙に小説が印刷され、機械から出てくる仕組みだ。1分、3分、5分で読める小説を選べるようになっており、紙は環境に配慮したパピルスが使われている。

    ロンドンの地下鉄駅に登場した「短編小説の自動販売機」 | 著名作家の新作が1分で読める!
  • アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した | 本がすき。

    これは「異国の話」ではない。英国で“最底辺”の労働にジャーナリストが自ら就き、体験を赤裸々に報告。 働いたのはアマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシー。 私たちの何気ないワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場から見えてきたのは、マルクスやオーウェルが予言した資主義、管理社会の極地である。 グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は、我が国でもすでに始まっている現実だ。 著者紹介 ジェームズ・ブラッドワース 【著者・訳者プロフィール】 ジェームズ・ブラッドワース 英国人ジャーナリスト。現地で影響力のある左翼系ウェブサイト"Left Foot Forward"の元編集者。大手紙インディペンデントやガーディアン、ウォールストリートジャーナル等にコラムを寄稿。著書に"The Myth of

  • 私たちが「クソどうでもいい仕事」に忙殺されてしまう意外な理由(藤田 結子) @gendai_biz

    「クソどうでもいい仕事」という現象 W杯前の5月上旬、サッカー日本代表田圭佑選手が、分厚い学術書『負債論』(以文社、2016年)を「最近読んだお気に入りの」とツイートして話題になった。 一方、海の向こうイギリスでは、その著者・社会人類学者デヴィッド・グレーバーの新刊書が話題になっている。 そのが、5月中旬に出版された『Bullshit Jobs: A Theory(クソどうでもいい仕事-その理論)』(邦訳は未刊行)だ。 グレーバーは、2013年にのもととなる「クソどうでもいい仕事という現象」(1)という題の小論を発表し、インターネット上で大評判になった。 このエッセイは10ヵ国語以上に訳され、掲載したウェブサイトへのアクセスは1日で数百万に達したという。 「Bullshit(ブルシット)」は、英語を話す人々にとっては下品なののしり言葉で、「くっそどうでもいい!」「うそだろ!」とい

    私たちが「クソどうでもいい仕事」に忙殺されてしまう意外な理由(藤田 結子) @gendai_biz
  • タグ : 私たちの気付かない漫画のこと 一覧ページ|Zing!

    情報コンテンツサービス終了のお知らせ 2020年9月30日(水)をもちまして、以下コンテンツを終了いたしました。 【終了するコンテンツ】 Zing! 長らくご愛顧いただきました皆さまに感謝を申し上げますとともに、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 トップページ - サイトマップ - お問い合わせ

  • 「セルデンの中国地図 消えた古地図400年の謎を解く」

    十七世紀前半の英国を代表する法律家・東洋史家ジョン・セルデンの遺産の一つに、奇妙な中国地図がある。ボドリアン図書館に寄贈されたその地図は、縦160センチ、横96.5センチと規格外の大きさなだけでなく、従来の中国地図であれば陸地を中心に描くところ、その地図の中心は南シナ海であり、また美麗な風景画の趣きがあり、中国だけでなく日列島、東南アジアから周辺の諸島まで細かく描かれ、また非常に正確な航路が記されている。およそ十六~十七世紀頃に中国を描いた地図らしくない。 ボドリアン図書館セルデン地図ページ(”Bodleian Library | Selden Map”)(リンク先英語) この謎の地図、誰が何のために描いたのか?国際法の父グロティウスと並ぶセルデンの事績から始まり、英国王ジェイムズ一世とオランダとの対立、アジアの海へと乗り出したイギリス東インド会社の商人たち、東アジアにネットワークを築い

    「セルデンの中国地図 消えた古地図400年の謎を解く」
  • 近代合理主義を育んだイギリス人が、世襲の君主制を支持しつづけるのはなぜか?『ふしぎなイギリス』著者インタビュー  - HONZ

    Q:ウィリアム王子とキャサリン妃の第二子誕生に、保守党が予想外に善戦した総選挙と、このところイギリス関連のニュースが日テレビや紙面を賑わせていますね。その最中にタイミングを図ったかのように『ふしぎなイギリス』が刊行されました。用意周到に刊行時期を狙っていたかのように見えますが…。実際のところはどうなのでしょうか? 笠原:いえ、たまたまです。今から3年前になりますが、2012年春に2度目のロンドン赴任から帰国した後、特派員生活の集大成の意味を込めて、出版の準備を始めました。その際、イギリスから持ち帰ったや資料を読んで情報を整理するのに1年、原稿を書き上げるのに2年はかかるだろうと漠然と考えていました。ほぼそのスケジュールに沿った訳ですが、なんのことはない、最後は「締め切り」に間に合わせて仕上げたというだけです。 Q:どうしてこのを書こうと思ったのですか。 笠原:動機は2つあります。ま

    近代合理主義を育んだイギリス人が、世襲の君主制を支持しつづけるのはなぜか?『ふしぎなイギリス』著者インタビュー  - HONZ
  • 「幕末日本と対外戦争の危機―下関戦争の舞台裏」保谷 徹 著

    幕末、諸外国と修好通商条約が結ばれて一気に開国すると、それに反対する人びとによる外国人排斥運動(攘夷)が盛んになった。過激な攘夷運動の盛り上がりは諸外国を警戒させ、やがて米仏艦隊による長州報復攻撃、英国海軍と薩摩との薩英戦争、さらに英国による日侵攻作戦の立案、そして長州征伐と連動しての下関戦争と対外戦争の危機が顕在化していくことになる。書は主に英国側の資料を中心にして当時日が直面していた対外戦争の危機について具体的に描かれた一冊である。 奉勅攘夷と横浜鎖港問題日米修好通商条約とそれに続く安政の五カ国条約によって諸外国に対し神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港と領事裁判権、関税自主権の放棄、片務的最恵国待遇などが約されると、日中に攘夷の嵐が吹き荒れ、外国人に対するテロ行為が頻発。文久二年(1862)、島津久光の行列を遮ったとして英国商人リチャードソンらが殺害されると、英国との間で緊張が高ま

    「幕末日本と対外戦争の危機―下関戦争の舞台裏」保谷 徹 著
    laislanopira
    laislanopira 2015/04/16
    イギリスの対日戦争計画と下関戦争
  • 「今では考えられない…」中世ヨーロッパの図書館が本を盗まれないように行っていた仕組みがこちら : らばQ

    「今では考えられない…」中世ヨーロッパの図書館を盗まれないように行っていた仕組みがこちら 15世紀にグーテンベルクが活版印刷技術を確立するまでは、 ほとんどの書物は手書きによる写であり、それはそれは高価なものでした。 そのため中世ヨーロッパの図書館では、の亡失・盗難を防ぐために、非常にわかりやすい手法を採っています。 いったいどんな方法かというと……。 答えは「鎖でつなぐ」! 中世ヨーロッパの書物の大半は宗教(キリスト教)関係のものでしたが、修道院の図書館ではの厚紙に鎖をつけ、机や棚に固定することで紛失を防いだそうです。 「鎖付図書」“Chained Library”と呼ばれています。 1. こちらはイギリス西部にあるヘレフォード大聖堂の図書館。 当時の姿を残す鎖付図書館としては最大。 現存するの多くは、歴史的な状況を保存するため再発行されたレプリカ。 現在も営業(有料)して

    「今では考えられない…」中世ヨーロッパの図書館が本を盗まれないように行っていた仕組みがこちら : らばQ
  • 劇訳表示。 : 英「他国では、なんでハリー・ポッターの表紙をヘンテコに描くんだよ・・・」【海外反応】

    2014年11月22日08:05 英「他国では、なんでハリー・ポッターの表紙をヘンテコに描くんだよ・・・」【海外反応】 カテゴリ文化・culture 「楽しい夜に飲みたいお酒は?」【海外反応】 「イギリスは、なぜ良質な音楽を産み出し続けるのか?」 【案外深刻?】曲が脳内をリフレインしやすい曲&逃れる方法!? 【日6位】「世界平和度指数が更新されたわけだが」 「韓国料理vs英国料理」どっちを選ぶ?」 フランス「日ってさ、アメリカに洗脳されてね?」 「歴史上、最高にカッケー国家や地域ってドコかな」 「一番、聞き心地が良い」って思う言語は? Anonymous イギリス 11/21/14(Fri)07:53:42 No.33536076 つ なんだよコレは・・・ 情けない >>33536076 Anonymous スイス 11/21/14(Fri)08:07:21 No.33536668 た

    劇訳表示。 : 英「他国では、なんでハリー・ポッターの表紙をヘンテコに描くんだよ・・・」【海外反応】
    laislanopira
    laislanopira 2014/11/22
    フランス版くらいが親しみやすさやワクワク感があっていいだろう
  • 英国の“激しい”現場を見て、〈報道哲学〉を考える 『英国式事件報道 なぜ実名にこだわるのか』 (澤康臣 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS

    伝統あるイギリスの新聞は日と違い政治や社会についての論説を旨とし、殺人や強盗といった犯罪をデカデカと報道することなどない、まして裁判で有罪が確定してもいない段階で逮捕された容疑者のことを書き立てたり、被害者の私事を暴露したりなどあり得ない――そんな「常識」が広く流布している。「日の新聞は所詮瓦版、下世話なのぞき見趣味なのだ」「真のジャーナリズムは日にない」と、手厳しい非難の言葉が続くこともある。 確かに、日とイギリスでは事件報道の仕方が違う。 イギリスのほうが激しいのだ。 日の報道機関で長く社会部記者をしてきた私がその違いを感じ始めたのは、インターネットで海外の新聞を気軽に読めるようになった頃からだった。英語圏の新聞サイトを読むと、「あれ、これを書いちゃうのか」と思わずつぶやく。これらの新聞では、人の名前を匿名にしたり、残酷で生々しい事実関係をぼかした表現に抑えるというような措置

    英国の“激しい”現場を見て、〈報道哲学〉を考える 『英国式事件報道 なぜ実名にこだわるのか』 (澤康臣 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS
  • 『壊血病』もつれた糸 - HONZ

    18世紀、船の大型化と航海技術の進歩により、頻繁に寄港することなく航海が可能なになった。こうしたことにより猖獗を極めた病がある。「壊血病」だ。壊血病とはビタミンC(アスコルビン酸)の欠乏により起こる病だ。壊血病になると身体の結合組織の細胞が変性を起こし、歯茎の腫れと出血、歯がぐらつく、口臭、無気力、倦怠感、古い傷口が開く、接骨した骨が外れる、などの症状があらわれ、放っておけば苦しみながら死にいたる。 当時の船乗りの事は、腐った肉、悪臭を放つチーズ、カビが生え、虫のわいた乾パンなどといった悲惨な内容で、高カロリーではあったが、新鮮な糧、とくに野菜とは縁がなかった。船上で口にできる糧にはアスコルビン酸がほとんど含まれていない。ちなみに健康体の人の体内には900から1200ミリグラムのアスコルビン酸が存在し、一日に必要なアスコルビン酸の量は50ミリグラム、体内のアスコルビン酸が500ミリグ

    『壊血病』もつれた糸 - HONZ
  • 『おだまり、ローズ』by 出口 治明 - HONZ

    とても面白いだ。「事実は小説より奇なり」という格言が当によく実感できる。ロンドンに駐在していた時、日から賓客が来られたら、よくクリヴデンにお連れしたものだ。ヒースロー空港に近く、豪華で典型的な貴族のカントリーハウスであったからである。現在はナショナルトラストが保有しているが、最後のオーナーがアスター卿であった。書はそのアスター家の子爵夫人に仕えたメイドの回想録である。 アスター家は、連合王国の貴族ではない。アメリカで財を成し(ニューヨークのウォルドーフ・アストリア・ホテルはアスター家が創ったもの)、連合王国に渡って、子爵の地位を得た。著者が仕えたレディ・アスターもアメリカ生まれ、アメリカ育ちの「型破りな」貴婦人である。対するメイド(著者)は、強情とされる生粋のヨークシャー娘。さて、この2人の対決はどうなるのだろうか。 少しばかりの高給につられてレディ・アスターに仕えることになったロ

    『おだまり、ローズ』by 出口 治明 - HONZ
  • 「民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民 (岩波現代文庫)」川北 稔 著

    十七・十八世紀に英国から新大陸アメリカへ渡ったのはどのような人々だったのか?書は移民の出自調査から当時の英国階級社会の実像を分析し、社会階層を反映した国内外の人の大規模な移動に大英帝国形成の過程を見ている。岩波現代文庫からの発売は2008年だが、原は1990年刊であとがきによると章のタイトル変更など最小限の改訂だけのようなので、四半世紀前のではあるが、非常に興味深い内容になっている。 当時、イギリスに限らず欧州からアメリカに渡った人々は『自由移民と不自由移民に大別され、後者はさらに、(1)年季奉公人、(2)リデシプショナー、(3)政治犯・浮浪者などを含む囚人で流刑となった者』に大別され、そのおよそ三分の二が『渡航費や生活費をプロモーターに支弁してもらう代わりに、プランテーションでふつう四年間の強制的労働に従事することを約束して、アメリカに渡った移民たち』(P3)すなわち「年季(契約)

    「民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民 (岩波現代文庫)」川北 稔 著
  • 「ホームズ船長の冒険―開港前後のイギリス商社」横浜開港資料館編

    幕末の日、黒船の来航を機に鎖国から開国へと大きく移りゆく中、多くの外国人が次々と日を訪れた。中でも最初期に訪れたのが一攫千金を夢見る商人たちだ。そんな多くのヨーロッパ商人たちの中でもパイオニアの一人と目されるのが書の著者である英国商人ヘンリー・ホームズ(1817-1913)で、彼は開港直前の1859年二月から1860年四月まで日を訪れ様々な取引を行い、日各地を見て回って、その記録を残した。日来訪から四十四年後の1904年、ホームズが86歳のときに当時の航海日誌を元に回顧録的に書籍化したのが書である。 子どものころからいたずら好きで手におえない少年であったホームズは1831年、十四歳で両親に船に乗せられて水夫としてのキャリアをスタートさせ、1853年に自身の船を持ち船長としてアジア貿易を手掛けた。1854年に彼が座礁したオーストラリア・クイーンズランド沖の一帯は彼の名をとってホ

    「ホームズ船長の冒険―開港前後のイギリス商社」横浜開港資料館編
  • 『遠い鏡』by 出口 治明 - HONZ

    かつて書物には、クロニクル(年代記)という分野があった。廃れて久しいものがあるが、珍しく格的なクロニクルに出会った。それが書である。1,000ページ2段組みの大作ではあるが、これがなかなか面白くて、一気に読ませてしまうのだ。扱う時代は14世紀後半のヨーロッパ、主人公は、ピカルディーのクシーの殿、アンガラン7世(1340~1397)である。この半世紀は、ペストが猖獗を極め、イングランドとフランスが100年戦争を戦い、ローマ教会がローマとアヴィニョンとに分裂し(小シスマ)、コンパニーと呼ばれる傭兵崩れがフランスの村々を荒らし回り、怒った農民(ジャクリー)が猛烈な蜂起を起こし、オスマン朝が勃興してくる、まさに災厄の50年であった。この遠い時代を我らが殿、アンガラン7世はどのように生き抜いたのだろうか。その生き様は、僕たちの人生を映す1つの鏡となるだろう。 16章から成る第1部は、5つの塔をも

    『遠い鏡』by 出口 治明 - HONZ