エチオピア北部アムハラ州で、ティグレ人反政府勢力に攻撃されたとされる焼け焦げた自宅を見せる男性(2021年12月6日撮影、資料写真)。(c)Amanuel Sileshi / AFP 【1月13日 AFP】世界保健機関(WHO)は12日、紛争が続くエチオピア北部ティグレ(Tigray)州について、封鎖措置により人々の救命に必要な医薬品などの物資が届かず「地獄」の様相を呈していると指摘し、「人道に対する侮辱」だと批判した。 同州出身のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は「ティグレのような地獄は世界中のどこにもない」と断言。「21世紀のこの時代に、政府が1年以上も自国民に食料や薬など生存に必要な物資を与えないというのは、あまりに恐ろしく、想像を絶することだ」と非難した。 WHOは同国の他の地域には医薬品の供給が許されているが、同州