三宅一生さん。フランス・パリで(1984年10月18日撮影)。(c)Pierre GUILLAUD / AFP 【8月9日 AFP】5日に亡くなった世界的なファッションデザイナーの三宅一生(Issey Miyake)さんは、着心地の良いアバンギャルドなデザインでフランス・パリのファッション界に一石を投じた。生前の三宅さんは、広島で原爆投下という恐怖を体験したことが「美しさや喜び」をもたらす洋服作りの原動力になったと語っていた。 三宅さんは、高田賢三(Kenzo Takada)さん、森英恵(Hanae Mori)さんらの先人を追い掛け、1970年代半ばに川久保玲(Rei Kawakubo)さん、山本耀司(Yohji Yamamoto)さんらと共にパリで一躍成功した若手日本人デザイナーの一人となった。 三宅さんは半世紀を超える国際的なキャリアを通して、ファッションデザインを「ものづくり」と呼び