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政治と映画と歴史に関するlaislanopiraのブックマーク (33)

  • 「関心領域」のヘスは無関心でも「凡庸」でもない ナチ研究者の警鐘:朝日新聞デジタル

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    「関心領域」のヘスは無関心でも「凡庸」でもない ナチ研究者の警鐘:朝日新聞デジタル
  • 『オッペンハイマー』広島・長崎への原爆投下は描かれない ─ 「この映画はドキュメンタリーではない」とノーラン監督 | THE RIVER

    『オッペンハイマー』広島・長崎への原爆投下は描かれない ─ 「この映画はドキュメンタリーではない」とノーラン監督 米公式サイトより。https://www.oppenheimermovie.com/ クリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー(原題)』は、日公開が決まらないうちから国内でも賛否両論となっている。海外作を鑑賞した人のコメントをきっかけに、まだ映画を観ていない人々の間でさえ、その描き方や演出が物議を醸しているのだ。 作は、第二次世界大戦下で原子爆弾の開発・製造計画「マンハッタン計画」を主導した、“原爆の父”として知られる物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描く物語。特に議論の俎上にあがっているのは、劇中で広島・長崎への原爆投下に関する描写がないことだ。日国内のメディアでも、産経新聞が「広島と長崎への原爆投下や、その後の惨禍は描写されなかった」と伝えて

    『オッペンハイマー』広島・長崎への原爆投下は描かれない ─ 「この映画はドキュメンタリーではない」とノーラン監督 | THE RIVER
  • 【独自】米「ゴジラ」原爆批判のせりふ削除 国防総省の抗議で 2014年映画(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース

    映画「GODZILLA ゴジラ」の脚にあった原爆描写に不満を示す国防総省の内部文書。「もしこれが広島と長崎に原爆を投下した決定への謝罪や疑問視を意味するなら、そこで終わりだ」とシルされている(ロジャー・スタール氏提供) 【ジョン・ミッチェル特約通信員】ハリウッド映画GODZILLA ゴジラ」(2014年)の製作に協力した米国防総省が広島の原爆被害を取り上げた途中段階の脚に抗議し、製作者側がせりふを削除していたことが分かった。同省は協力打ち切りを持ち出して圧力をかけていた。 【写真】米国防総省の介入を明らかにしたロジャー・スタール教授 ■渡辺謙さんのシーンを問題視 同省は俳優の渡辺謙さんが演じる科学者が原爆投下に触れるせりふを「完全に不必要で不当だ」と批判。高官は「もしこれが広島と長崎に原爆を投下した決定への謝罪や疑問視を意味するなら、そこで終わりだ」と、協力撤回の意向を内部文書に記し

    【独自】米「ゴジラ」原爆批判のせりふ削除 国防総省の抗議で 2014年映画(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース
  • 拷問の末、24歳で非業の死…社会運動家・伊藤千代子の生涯描いた映画、全国で広がる ベテラン俳優も登場(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース

    治安維持法違反で逮捕され、24歳で非業の死を遂げた社会運動家、伊藤千代子(1905~29年)の生涯を描いた劇映画「わが青春つきるとも」の自主上映会の輪が全国で広がっている。監督とプロデューサーを務めた埼玉県所沢市在住の桂壮三郎さん(74)は「命を懸けて信念を守った千代子の生き方が共感を呼んでいる」と話す。11日には所沢市で上映会が開催される。 伊藤千代子は現在の長野県諏訪市の生まれ。小学校の代用教員などを経て入学した東京女子大学でマルクス主義に出合い、社会運動に身を投じていく。故郷の製糸工場の労働争議、労働農民党の選挙支援などに関わり、共産党に入党。1928年に治安維持法違反で特高警察に逮捕された。拷問を受けても変節しなかったが、同志でもあった夫の転向、長期の拘留が彼女の精神をむしばみ、入院した病院で肺炎のため24年の短い生涯を閉じた。 桂さんはこれまで社会派の映画を製作しており、2019

    拷問の末、24歳で非業の死…社会運動家・伊藤千代子の生涯描いた映画、全国で広がる ベテラン俳優も登場(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース
  • 子どもたちの学びが壊されてゆく… 映画『教育と愛国』が描く日本の教科書の深い闇 | 戦慄の「政治ホラー」ドキュメンタリー

    歴史教科書に対する政治介入に切り込んだドキュメンタリー映画教育と愛国』は、気づかぬうちに蔓延している「見えない圧力」に肉迫し、「政治ホラー」とも評される。フェイクニュースや、SNSによる誹謗中傷、メディアと権力の関係もとらえた作は、見る人に日社会が抱えるさまざまな問題を提議する。 教育と学問の自由が脅かされている ウクライナ侵攻後のロシアでは、極端な愛国教育がおこなわれ、戦争に関する虚偽の情報が子どもたちに伝えられていると、多くのメディアが報じている。 英紙「オブザーバー」は、「ウクライナはファシストの国で、この戦争ロシアを守るため」なのだと、自国の侵略戦争を生徒の前で正当化する教師に激怒する親の声を取り上げる。 また、米紙「ワシントン・ポスト」によれば、ロシア教育現場にはプーチン大統領の歴史修正主義的な思想を反映したオンライン学習コンテンツが配られ、今年3月には全国で500万人

    子どもたちの学びが壊されてゆく… 映画『教育と愛国』が描く日本の教科書の深い闇 | 戦慄の「政治ホラー」ドキュメンタリー
  • たった1本のホラーゲームが、なぜ世界を変えるに至ったのか? 『返校 -Detention-』が表現したのは、 “台湾の人々が抱える最大の恐怖”だった

    かつて、台湾で「自由が罪とされていた時代があった」ことをご存じだろうか。 第二次大戦後、敗戦した日軍が引き上げた台湾では、大陸からやってきた中国国民党が政権を掌握し、戒厳令を発令。反政府勢力や共産主義者の排除という名目のもとに、思想や言論の弾圧が行われた。 「白色テロ」と呼ばれるこの政治的弾圧は、「学生が読書会に参加しただけで政治犯として投獄される」ほどに厳しいものだった。1987年に戒厳令が解除されたことで白色テロの時代は終焉したとされているが、今現在でも多くの台湾の人々にとって恐怖の対象となっている。 そんな台湾の「白色テロ」を題材としたホラーゲーム『返校 -Detention-』は、世界的にヒットし、その悲惨な出来事を多くの人に知らしめた。 『返校 -Detention-』 この『返校』というゲームを通じて、初めて台湾の血塗られた歴史を知ったというケースは少なくない。その事情は台湾

    たった1本のホラーゲームが、なぜ世界を変えるに至ったのか? 『返校 -Detention-』が表現したのは、 “台湾の人々が抱える最大の恐怖”だった
  • 角川映画は日本映画をどう変えたのか

    (前回から読む) 前回は、角川映画が日映画界に異業種から殴り込みをかけて、今で言う「メディアミックス」の先駆けとなったというお話をうかがいました。 押井:戦後の日のメディアの世界にでかい風穴を開けた角川映画だけど、ひとつだけ欠けているものがあった。それは「配給」なんだよ。角川書店も配給だけは意のままにならなかった。大手の配給5社(東宝・東映・松竹・日活・大映)からは継子扱いされたんだよね。でも小屋(映画館)にかければ客はたくさん入るから、小屋主は角川映画をやりたがるわけだ。いわゆる旧勢力というか守旧派というか、古い配給会社と角川との軋轢というのはあまり語られてないけど、実は結構あったんだよ。 なぜ角川は配給と軋轢があったんですか。 押井:たぶん、春樹さん自身が配給まで手を広げたかったんだと思う。でも今と違って小屋と配給会社の結びつきが当時はまだ強かった。それぞれの配給会社が系列の小屋

    角川映画は日本映画をどう変えたのか
  • 白石和彌が「主戦場」上映中止に映画人として抗議、緊急会見レポ

    第25回KAWASAKIしんゆり映画祭2019が慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー「主戦場」の上映を見送った件を受け、若松プロダクションが同映画祭で上映予定だった製作・配給作品「止められるか、俺たちを」「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」の出品取り止めを発表。「止められるか、俺たちを」の監督である白石和彌、脚を手がけた井上淳一が日10月29日に東京・シナリオ会館で記者会見を開いた。 NPO法人のKAWASAKIアーツが主催し、事務局を運営するしんゆり映画祭は、ボランティアを含む市民スタッフが企画・運営の中心を担う市民映像祭。共催には予算1300万円のうちおよそ600万円を負担する川崎市のほか、川崎市アートセンター(川崎市文化財団グループ)、川崎市教育委員会、日映画大学、一般財団法人の川崎新都心街づくり財団、昭和音楽大学が名を連ねており、2019年で25回目の開催を迎えた。「主

    白石和彌が「主戦場」上映中止に映画人として抗議、緊急会見レポ
  • 昭和オッサン映画?!  『新聞記者』に見る日本の「リベラル」の闇

    話題の映画『新聞記者』を封切り日6月28日に劇場に見に行きました。2019年7月22日までに累計で観客動員数33万人、興行収入4億円を突破し、絶好調だとか。 この映画は、東京新聞記者・望月衣塑子さんの著書『新聞記者』に着想を得てつくられたとの触れ込みで、宣伝には「「権力とメディア」「組織と個人」のせめぎ合いを真正面から描く衝撃のエンタテインメント」とあります。ネットの予告編を開けば、ページのど真ん中に、田原総一郎さんの「面白い!!よくぞ作った!」という言葉が流れるし、朝日新聞も「日映画の変化の第一歩」、毎日新聞は「果敢な挑戦」など、リベラル側では政治映画として殿堂入り間違いなしの絶賛モードが続いています。 さあ、困った。というのも、リベラルを応援する私ではありますが、この映画にはぜんぜんノレなかった。むしろ、怒りさえ覚えました。しかし、私の意見はどうやら多数派ではないようで、実はこの点に

    昭和オッサン映画?!  『新聞記者』に見る日本の「リベラル」の闇
  • 中世スコットランド独立の英雄王を描く映画”Robert the Bruce”を巡る騒動

    あらすじ 1306年のスコットランド。ロバート・ザ・ブルースは自ら王に戴冠し、スコットランドの自由への大望を抱いていた。しかし、敗北を繰り返して軍は散り散りになり、スコットランドの貴族にも見捨てられて負傷した彼は、小さな農村に匿われる。村の若い未亡人と子供たちの看病によって死の淵から生還し、正しいことをするという決意を鼓舞して復讐ではなく自由の為に再び立ち上がる。(注1) ロバート・ザ・ブルースことスコットランド王ロバート1世(在位1306~1329)はスコットランド王国独立の英雄として知られる。スコットランドの名門貴族ブルース家の出身で、イングランド王エドワード1世によるスコットランド併合(1296年)に抵抗してウィリアム・ウォレス(1270頃~1305)らとともに独立戦争を指揮し、1306年にスコットランド王に即位した。即位直後は敗北を重ねてハイランド地方へ退却したが、1307年に再起

    中世スコットランド独立の英雄王を描く映画”Robert the Bruce”を巡る騒動
  • 韓国の民主主義はなぜ「脆弱」なのか〜強権的な政権が生まれる構造(真鍋 祐子) | 現代新書 | 講談社(1/5)

    なぜ強権的な政権が「回帰」してくるのか 1980年の光州事件を描いた『タクシー運転手 約束は海を超えて』の大ヒットの余勢を駆るように、さる9月8日に封切られた韓国映画『1987、ある闘いの真実』がまたしても好調なようだ。 作が描くのは、わずか30年ほど前の陰惨な史実だ。1987年1月、朴鍾哲(パク・ジョンチョル)というソウル大生が、学生運動幹部である先輩についての取り調べ中、水責め拷問で亡くなるという事件が起きた。警察は死因を「心臓麻痺」と偽り、証拠隠滅のため、釜山の家族に知らせる前に遺体を火葬してしまおうと企てる。 オリンピック開催を翌年に控え、全斗煥(チョン・ドファン)の軍事独裁政権は「北の脅威」を言い立てて「北風」を煽る政治を強めていた。 「コリアン・ポリティクス」編集長の徐台教(ソ・テギョ)によれば、朝鮮半島には、分断による危機を理由に正当化された抑圧と暴力、軍事文化をさす「分断

    韓国の民主主義はなぜ「脆弱」なのか〜強権的な政権が生まれる構造(真鍋 祐子) | 現代新書 | 講談社(1/5)
  • リュック・ベッソン監督「ジャンヌ・ダルク」の啓蒙主義的収束

    ミラ・ジョヴォヴィッチのジャンヌが憑いたかと思う熱演や、これが中世ヨーロッパの戦場だ!と思わず叫びたくなる血と肉片飛び散る圧巻の戦闘シーンなど、見事なスペクタクル大作になっている作だが、史実と創作のバランスも絶妙である。 二時間余りの尺なため多くの歴史改変はある。例えば作中でその死が「声」の引き金となったジャンヌが幼いころに死んだ姉のカトリーヌだが、ジャンヌ出発の先に死んだか後に死んだか、姉か妹かで説が分かれているが、実際には年が近く、死因も兵士からの凌辱ではなく出産後の産褥で先に死んだとしても出発の直前ぐらいだったろうと言われている。 逆に歴史上のエピソードを巧みに入れて生かしていることも多い。シノン城に到着後、ジャン・ドーロンいつ出発したいのかと問われて「明日より今日」とジャンヌが答えるのは、元はヴォークルールでのちにジャンヌの護衛となったジャン・ド・メス(ジャン・ド・ヌイヨンポン)

    リュック・ベッソン監督「ジャンヌ・ダルク」の啓蒙主義的収束
  • 町山智浩 2018年アカデミー賞授賞式を振り返る

    町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で2018年アカデミー賞の授賞式を振り返り。日人にはわかりづらいようなスピーチのネタなどについて解説していました。 (山里亮太)町山さん、「おめでとうございます」でよろしいですか? (海保知里)フフフ(笑)。 (町山智浩)なにももらってませんよ、僕は(笑)。 (山里亮太)いやー、でも『シェイプ・オブ・ウォーター』。 (町山智浩)僕、とってほしかったんですけど。いろんなところで言っていたんですけど、いちばんとってほしかったんですけど、逆にとると思っていなかったんですよ。 (山里亮太)おっしゃってましたよね。怪獣とかああいう特撮系のは……って。 (町山智浩)アカデミー賞の長い歴史を見ても、ホラー映画は『羊たちの沈黙』しかとっていないですね。ファンタジーとかのそういう、お化けとか怪獣が出てくる映画は『ロード・オブ・ザ・リング』しかとっていなくて。今回

    町山智浩 2018年アカデミー賞授賞式を振り返る
  • スターリン死後の権力闘争のカオスを描くコメディ映画「THE DEATH OF STALIN(スターリンの葬送狂騒曲)」予告編公開

    ソビエト連邦の最高指導者であったヨシフ・スターリンが1953年3月5日に亡くなったあと、側近・政治家・息子・軍人らによる権力闘争がスタート。その争いの様子をコメディとして描いた映画「THE DEATH OF STALIN(スターリンの葬送狂騒曲)」の予告編第2弾がYouTubeで公開されています。 THE DEATH OF STALIN - OFFICIAL TRAILER #2 [HD] - YouTube 舞台は1950年代のソビエト連邦。 「スターリンが死んだ……」 「スターリンが死んだ!!」 スターリンの葬儀に集まった人々が何事かと見つめているのは…… 5機の航空機。 ぞろぞろと建物から出てくる権威のありそうな人々。 「見たところ、ゴングが鳴り始めたらしい」ということで、スターリンの死後、権力闘争が始まったようです。 誰かが首をちょん切られるのでしょうか……? 「どうすれば走りなが

    スターリン死後の権力闘争のカオスを描くコメディ映画「THE DEATH OF STALIN(スターリンの葬送狂騒曲)」予告編公開
  • 『火垂るの墓』や『はだしのゲン』に比べれば、まだ『この世界の片隅に』は“よくある反戦アニメ”に近い - 法華狼の日記

    まだアニメ版の『この世界の片隅に』は観れそうにないが、産経記事*1の監督コメントで『火垂るの墓』が好意的に言及されたこともあって、とりあえず原作準拠で考えをまとめておく。 【スクリーン雑記帖】「この世界の片隅に」をめぐる“国旗”論争 政治的意味合いを回避したあるセリフとは(1/4ページ) - 産経ニュース 「この映画が世の中に受け入れられるかが試金石。今そういうことをやっているのは(1988年に『火垂るの墓』などを発表している監督の)高畑勲一人だと思うんですよ」 まず、戦時下の日常シーンを楽しげに描いていることだけで“よくある反戦アニメ”とは違うかのような論調があることには、違和感しかない。 『この世界の片隅に』は単なる反戦アニメーションではない | アニメ、漫画映画音楽……いま旬のサブカルコンテンツを徹底批評! 「戦争反対」と声高に主張されても、心に響かない時がある。 小学校から高校

    『火垂るの墓』や『はだしのゲン』に比べれば、まだ『この世界の片隅に』は“よくある反戦アニメ”に近い - 法華狼の日記
    laislanopira
    laislanopira 2016/12/01
    このブログや、そもそもの反反戦ツイッタラーやメディアがいう「よくある反戦映画」とは具体的に何なのか。日本の戦争や日本政府に反対するシーンやテーマがあると全部「よくある反戦映画」になるのか
  • nix in desertis:『黄金のアデーレ 名画の帰還(原題:Woman in Gold)』

    帝政末期のオーストリアの画家グスタフ・クリムトの代表作《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ》は長らくウィーンのベルヴェデーレ美術館に飾られていた。しかし,作はナチスがオーストリア併合(いわゆるアンシュルス)の際にユダヤ人の裕福な家庭から強奪したものであり,ベルヴェデーレ美術館に寄贈したのもナチスであった。しかも敗戦後の混乱によって元の所有権が有耶無耶になったまま,20世紀末(1998年)に至る。そこで,アメリカに亡命していたアデーレの姪マリア・アルトマンがオーストリア政府を相手取って訴訟を起こした。無謀と言われたこの訴訟は意外にもマリア・アルトマンの勝訴に終わり,最終的に2006年,オーストリア政府との間で調停が結ばれて,この名画はアメリカに移ることになる。現在はマリア・アルトマンが競売にかけて,購入した人物の持つ画廊に展示,公開されている。競売でついた価格は1億3500万ドル,当時の

  • インドネシア大虐殺はなぜ起こったのか/倉沢愛子 - SYNODOS

    昨年、「アクト・オブ・キリング」という、世界各国で様々な賞を受賞した異色のドキュメンタリー映画が日でも上映され、センセーションを起こした。 それは50年前にインドネシアで起こった共産党関係者の大虐殺の際に、殺害に手を染めた人々が誇らしげにその時の状況を再現して見せるというもので、その設定の奇抜さが評判を呼び、また人を殺すという行為にまつわる心理を描いたものとして関心を集めたのであるが、同時に歴史を振り返る機会も与えてくれた。 映画を見た多くの人が「あんな事件当にあったとはまったく知らなかった」と語った。わずか50年前の、しかもインドネシアという比較的近い国において、である。 毎年何十万人もの日人が訪れているバリ島(バリもれっきとしたインドネシアのひとつの州である)でも起こっていたのだというと人々はもっと驚く。そしてインドネシア史を専門としているこの私は、人々が知らないというそのこと

    インドネシア大虐殺はなぜ起こったのか/倉沢愛子 - SYNODOS
  • 中国の第2次大戦映画、歴史歪曲と非難集中

    中国・北京にある天安門に掲げられている毛沢東の肖像画(2014年9月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/Greg BAKER 【8月18日 AFP】中国の新作映画が、第2次世界大戦(World War II)中のカイロ(Cairo)会談に出席していなかった中国文化大革命の指導者、毛沢東(Mao Zedong)を、同会談で重要な役割を果たした人物として描いたことで、史実を脚色しているとの批判がソーシャルメディア上で相次いで上がっている。 この新作映画『カイロ宣言(The Cairo Declaration)』は、中国政府による日降伏70年記念の各種行事の一環として、中国人民解放軍の関連企業が制作した。 米国、英国、中国の代表らは1943年11月、アジアに対する戦後の方針を策定するためにエジプトの首都カイロで会談し、戦前に日に割譲された領土は中国に返還されるべきだという決定を下した。 し

    中国の第2次大戦映画、歴史歪曲と非難集中
    laislanopira
    laislanopira 2015/08/18
    時空を超える毛沢東主席、カイロ会談でも熱弁
  • 『日本のいちばん長い日』――昭和天皇、終戦の物語/片山杜秀×荻上チキ - SYNODOS

    戦後70年の節目となる今夏、太平洋戦争の終結を控えた当時の閣僚たちを描いた、『日のいちばん長い日』が公開される。鈴木内閣はいかに戦争を終わらせようとしたのか。終戦のおけるラジオの役割、「上から目線」の歴史を知る意義とは? 思想史研究者・片山杜秀と、荻上チキが語りあった。(※なお記事には映画の内容に関するネタバレが含まれております)(構成 / 若林良) 荻上 今回は映画を通じて、戦後70年という節目において、「終戦の日」前後を語る意味をお話できればと思います。片山さん、作品はいかがでしたか。 片山 ものすごく押し詰められていますね。濃密で力のある映画だと思いました。ハリウッド的な、撮影と編集の力を感じさせる作品です。臨場感のあるカメラ・ワークと、息もつかせぬカット割りで畳みかけてゆく。 情報量はかなりあるんだけど、説明的ではない。怒鳴るような台詞が多いと思うんですが、その勢いで持ってい

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  • “記憶”の国家発注――国と国民がもつ独ソ戦のイメージ - SYNODOS

    第二次世界大戦(大祖国戦争)は、ロシア国内のあらゆる政治的ライバルたちを和解させる歴史的大事件であり続けているが、それでも、この戦争に関する考え方は変化してきた。そして、映画はその変遷を反映している――たいていは、国家がイメージを改変すべく介入することで。(ゲンナジー・ウスチヤン、 映画評論家、「Time Out モスクワ」誌編集長) ミハイル・チアウレリ監督の『ベルリン陥落』(1949)は、第二次世界大戦を描いた数あるソ連映画の中でも、最も興味深いものだろう。その厚かましいプロパガンダぶりと、“ドキュメント”の相対性、虚構性は、世界の映画を見渡しても類例がない。 スターリンは、ソ連市民アレクセイ(製鋼労働者)の、プライベートを含め生活のあらゆる場面に、直々に立ち会っている。アレクセイが恋するナターシャへの熱い思いを聞いてやるかと思えば、自ら庭木に土寄せをしたりする。はたまた、ゲオルギー・

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