michaelweinberg.org Open Source Hardware Association の理事を務め、ワタシが訳した『3Dプリンティングと著作権を考える』の著者であるマイケル・ワインバーグが、「なんで電子書籍を所有できないの?」という直球なエントリを書いている。 もはや電子書籍はまったく珍しいものではなく、お金を払ってアクセスするのは容易である。しかし、所有する紙の本にできるようなこと、転売したり、譲渡したりができない。つまり、我々は電子書籍を「所有」はしておらず、特定のプラットフォームで電子書籍にアクセスする「ライセンス」を買ってるだけ、という話はよく知られる。 で、それは誰のせいでそうなってるの? どんなインセンティブや制約のせいでそうなってんの? を掘り下げた The Anti-Ownership Ebook Economy(リンク先 PDF ファイル)が公開されて
カリフォルニア州は2018年、消費者が自分のデータをより詳細に管理できるようにするカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)を可決し、居住者は企業が持つ個人データを開示させることができるようになりました。2023年1月にはCCPAが改正されてより強力になったカリフォルニア州プライバシー権利法(CPRA)も施行されており、この法律に基づいてAmazonに個人情報を要求したユーザーによると、自身の注文履歴や配送情報のほか、Kindleで読んだ本のタイトルやページ数などが詳細に記録されていたことが報告されています。 'They know us better than we know ourselves': how Amazon tracked my last two years of reading | Amazon | The Guardian https://www.theguardi
牛帝 @gyutei_4koma 確か2010年くらい?に、当時すでにアメリカでははじまっていたAmazonの電子書籍サービス「Kindle」という黒船が、そう遠くないうちに日本に到来することがほぼ確定していて、このままだと出版社の売上がまるっとAmazonに持っていかれる年貢体制が確立してしまうから、いますぐに手を打つしかない!というのが各所でけっこう言われてたのですが、結局、出版社サイドはこれといった対策をせず、なんなら誰かが対策しようとした時には「俺たちの許可もなしに勝手なことするな!」と煙たがるまでして、その後、予想通りにKindleという黒船が到来して、Amazonに毎秒利益を持ってかれる体制を確立されてしまうのをただ見守ったということがありましたが、なんでそんなことになってしまったのか、いまだによく分からない 2023-09-23 14:13:20 牛帝 @gyutei_4ko
Amazon Audible ってどうなんですか 今一番メジャーなオーディオブックのサービスといえば、Amazon Audibleだろう。書店やKindleで買えるのと同じ本をプロのナレーターや声優さんによる朗読で聴くことができる。 そんなオーディブルの初心者2人が、ヘビーユーザー2人に使用感をきいた。 このメンバーでお送りします。 なお記事を読んでAudibleが気になった方は、記事中のリンクから入会していただくと紹介料がサイト運営費の支えになります。何卒…! 自転車乗りながら本読んでた少年がたどり着いたオーディオブック 石川:ちょっと流行ってるじゃないですか。ずっと使ってるお二人はどう思ってますか?いいところ悪いところひっくるめて。 安藤:僕はジョギングするから、走りながら聴くのに最高だと思ってたんだけど、小説はダメだった。この人誰だったっけ、って思ったときに戻れないじゃん。 きだて:
《この記事は約 14 分で読めます(1分で600字計算)》 フリーライターの納富廉邦氏が、Amazon「Kindleダイレクト・パブリッシング」で紙の本の出版にチャレンジ、体験談をレポートいただきました。 【こちらはアマゾンジャパン合同会社の提供でお届けする記事広告です。】 【2023年10月17日追記:「納税に関する情報」に重要な訂正】 即売会で売りたいから、紙がいい 12年以上連載していたコラムが最終回を迎えました。そこで、この連載を本にまとめようと思ったのですが、連載していた新聞社は単行本を出す部門がなく、他所に持っていくと、電書でならというお話でした。それなら、自分で作ってしまえと思ったのですが、できれば文学フリマなどで販売したいので、紙の本がいいなと思いました。 全301回、様々なグッズを紹介した連載原稿は、単行本4冊分くらいは楽にあります。ここからセレクトしたものを本にしようと
[2023年11月30日更新] ハヤカワがまたkindle本の大規模セールをやっている(今回はブラックフライデーセールで12/1までとのこと)。 amzn.to 私もハヤカワの本が好きで、面白かった本をよくオススメしてるのだが、セールのたびにいちいち紹介するのも面倒なので、広くオススメできそうな本をまとめておく。 ちなみにハヤカワといえばSFの印象があるだろうが、私はけっこうノンフィクションに偏っているので、単純に面白かった本をフィクション/ノンフィクション問わずごちゃまぜで紹介したい。タイトルで10冊といいつつ上下巻やシリーズも1冊扱いで、関連書もちょいちょい並べてるので明らかに数十冊はあるが…。ついでなのでその他のオススメ本も軽めに紹介しとく。セール時はどれもだいたい半額なので買っといて損なし。 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 『イヌはなぜ愛してくれるのか 「最良の友」の科学』 『
出版業界に新たな風が吹き始めている。話題の電子書籍、電子コミックはもちろん、昨今では「音声で本を聴く」という形で本が読まれ始めているのだ。かつて目が悪くなった方やろうあ者向けのものが多かったが、現在では音声で読書を聴くことが新たな読書形態の一つになってきている。音声で本を楽しむことの反響とは実際どうなのか。オーディオブックの制作・配信元であるAmazonオーディブル(以後Audible)と刊行書籍を配信している早川書房それぞれに話を聞いた。 【画像】ドラマ「わたしを離さないで」で主役を演じた綾瀬はるか、シャツを脱ぎ…ビーチで美肌チラリ ■サブスクが起爆剤となって会員数が67%増 聴取時間は260%に Audibleが日本でサービスを開始したのは2015年。アメリカの本社を筆頭に、ドイツ・イギリス・フランス・オーストラリアに続いてのローンチとなった。当初日本では本を「読む」ではなく「聴く」と
この記事は、本が読めないWEBライターが本を読むだけの記事です。 <この記事に出てくる人> 本が読めないWEBライター。インタビュー記事を書くときに取材音声をAIに文字起こししてもらったが、出力された大量の文字を読むことができず記事が書けなかった。 みくのしんが本を読む手伝いをする。みくのしんが初めて電子書籍を読むのでiPadを貸してあげた。 本が読めないなりにこれまで三度の読書に挑戦してきたみくのしん。 号泣しながら読了するときもあれば、発狂しながら挫折することもあり、今のところ2勝1敗です。 果たして、今回の読書は人生3冊目の読了となるのか。それとも、挫折して読書嫌いを加速させてしまうのでしょうか。 ちなみに、この記事は電子書籍を提供する「楽天Kobo」のPR記事。 いい機会なので、みくのしんには初めての電子書籍による読書に挑戦してもらおうと思います。 デジタルか〜。マンガなら読んだこ
たまに「電子書籍って作家にお金が入らないんでしょ?」って言われる。 よく「電子と紙の本どっちが利益になる?」と聞かれる。 そんなアレで思う事を書いてみます。 【前提】 ※暇な人向け ※これはあくまで「出版社を通したマンガ(商業の単行本)」の話です。 同人の電子書籍(ダウンロード販売)やAmazonのインディーズは違います。 ※全部の会社が『必ず』そうって話じゃないです。違う会社もあります。一例です。 ※出てくる数字もあくまで「解りやすい例」です。実際はもっとゴチャゴチャしてると思う。 【作家の収益になって、買い手にも優しいもの】 ・楽天koboの●円以上■%オフとかの「全書籍対象」のクーポン (~~出版社限定!とかの対象に縛りがあるモノは×) ・全書籍対象のポイントバック企画 全書籍対象クーポンの値引きやポイントバック類は電子書店の負担になるので作家(と出版社)に入るお金は変わりません。
元草津町議の新井祥子氏が町長室で黒岩信忠町長から性被害にあったと電子書籍で訴えたことをめぐり、著者のフリーライター飯塚玲児氏が12月7日、自身のブログで「謝罪声明書」を発表。2019年に執筆、公開した電子書籍『草津温泉 漆黒の闇5』の記事に誤報があり、販売を打ち切ると明らかにした。あわせて、黒岩町長に謝罪の意を表明した。 飯塚氏は記事内容の前提となった情報について「大きな誤りがあり、記事が誤報だと判断せざるを得ないことが判明いたしました」としている。 朝日新聞などによると、新井氏は2022年10月31日、電子書籍を公表して黒岩町長の名誉を傷つけたほか、性被害を受けたとする虚偽の内容の告訴をしたとして、名誉毀損と虚偽告訴の罪で前橋地検に在宅起訴されている。 飯塚氏も名誉毀損の罪で10月31日付で在宅起訴されている。飯塚氏は「謝罪声明書」で、「前橋地方検察庁より開示された証拠資料によると、情報
LINEが運営する「LINEリサーチ」は、「マンガを読む頻度や読む方法」について調査を実施した。その結果、「マンガを週1日以上読む」人は30代以下で5割超、マンガを読むときは「電子版を無料で読む」人が全体で6割を超えることが分かった。 普段どのくらいマンガを読んでいるかを聞いてみると、全体で「マンガはまったく読まない」と回答した人は26%、週1日以上読む人の割合は45%となった。 年代別に見てみると、「ほぼ毎日読む」と回答した人は10~30代で3割を超えた。また、「週1日以上読む」人の割合も高く、10~30代ではいずれも5割超となった。 一方、年代が上がるにつれて「マンガはまったく読まない」と解答する人の割合が高くなる傾向がみられた。特に50代では34%、60代になると44%となった。 男女別では、男性は「ほぼ毎日読む」と「マンガはまったく読まない」人の割合が2割を超えた。女性では「マンガ
社内のSlackや打ち合わせで、今年に入ってから「どうやって本を読んでいるんですか?」と聞かれる回数が複数ありました。これを機にブログポストにまとめておこうと思います。これまでに色々な読書方法+メモを試してきましたが、2022年時点で行き着いた方法という感じです。 前提 電子書籍(私の場合はKindle1)が販売されている書籍の場合は、電子書籍で購入します。電子書籍が販売されていない場合は、物理書籍を購入します。 電子書籍を優先する理由は次の2つです。 あとでまとめるときに楽なため スマートフォンがあればどこでも読めるため 特に1つ目の「あとからまとめるときの楽さ」を重視しています。(理由は後述) 読み進め方 電子書籍と物理書籍で読み方が多少異なります。そこで、電子書籍と物理書籍とで共通する部分を最初に示して差分を説明します。 電子書籍、物理書籍共通 高速で読み流し どちらのタイプの書籍で
2021年、コミック市場全体は前年よりも633億円、10.3%増。 紙の雑誌が11%減、紙のコミックスが0.4%増、電子が20.39%増。 そして、出版全体の4割をコミックが担ってるという規模になりました。 各出版社のサイト・アプリでの無料配信や連載もあるし、実質規模はさらに多いのかも。 ということで、出版月報2022年2月号、特集「コミック市場2021」に掲載されたデータなどより。 2021年の簡単なまとめ コミック市場全体の販売額はさらに増え、史上最高額を更新 鬼滅が終わっても、全体の売り上げは伸びた 電子は増加が続き、2021年から694億円もの増加 電子の増分だけで、紙の雑誌全ての売り上げよりも多い 電子のレーベルも増加が続いてる 完全に電子が主力に。だが、紙で売れてる作品もある 返品率は微増 紙の漫画雑誌は、さらに下がり続けてる。前年比13.6%減。販売部数は最大時の十分の一。(
社員向けの福利厚生として、さまざまな企業が導入する書籍の購入補助制度。社員の学習促進などを目的に取り入れる企業が多い一方、制度の利用が少ないと嘆く声もある。 建築業界向けSaaSを提供するスタートアップ、アンドパッドもその一社だ。同社はITエンジニアの成長支援を目的に書籍の購入補助制度を導入していたが、あまり利用されていなかった。そこで2月に制度を刷新したところ、本の購入数が14倍に。「利用がヤバいくらい増えた」(下司宜治VPoE)という。アンドパッドは既存制度をどのように変更し、エンジニアの学習意欲を刺激したのか。 個人所有を許可、電子書籍解禁 アンドパッドが採用する書籍の購入補助制度は、社員が自ら購入した本の経費精算を認める形だ。IT系など一部ジャンルの書籍のみ購入でき、金額の上限はなし。ただし旧制度では、買った本の個人所有を認めていなかった。 会社の資金で買った書籍になるので、読み終
6/1 - 誤字修正。amacon -> amazon 6.11 - kindleの電子書籍がすべて復旧したことを追記 - amazon prime videoやamazon prime musicの不具合についての顛末を追加 以下エントリの続きです。 satoru-takeuchi.hatenablog.com 概要 問題 4月9日にkindleの本が全部消えた。その後に新たに買った本も読めないように見える。消えた本はわかっている範囲で300冊以上、総額は恐らく30-60万円程度 amazon prime videoやmusicなどにも(少なくともAndroidアプリからは)アクセスできなくなっている 問題発生契機 問題発生契機は、かつてamazon.co.jpのアカウントと統合したamazon.comのアカウントを消したこと 解決方法 amazon.co.jpの別アカウントを新規作成の
『独学大全──絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』著者の読書猿さんは昨年「独学」「執筆」に加えて「復刊」をライフワークとしていくことをTwitterで宣言した。この連載「読書猿が推す『良書復刊』プロジェクト」では、読書猿さんが推す復刊本や、復刊に関係する話を紹介していく。 2022年5月19日より、国会図書館による「個人向けデジタル化資料送信サービス」がスタートする。ごく簡単に説明すると「国会図書館デジタルコレクション所蔵の絶版本や雑誌が、自宅で読み放題になる無料サービス」だ。読書猿さんは、このニュースは全国の独学者にとっても福音であると話す。今回は、元司書でレファレンス担当だった書物蔵さんを対談相手に迎え、同サービスの使いこなし方、楽しみ方を語ってもらった。(取材・執筆/藤田美菜子) 「自宅の隣に国会図書館」のインパクト ――今回スタートする、国会図書館の「個人向け
需要と供給のバランスと言われればそれまでなんだが、そうだとしても 今や紙の出版・流通にこだわらなければ電子書籍で大幅にコスト削減 できるのに、たとえ電子版が出てたとしても少量しか印刷せず 販売も見込めない紙の本のコストにひっぱられた価格設定な場合が多い。 研究者なら自分の研究をできるだけ多くの人間に知って役立ててもらおうという 場合が大半だと思うしその為に研究成果を載せた媒体の入手コストは低ければ 低いほどいいんじゃないの? 学術書が売れない領域で研究してるんなら多分カネもうけでやっているわけじゃ ないだろうし、仮にカネもうけでやってたとしても研究者の場合所属する機関から 給料をもらってやってる場合がほとんどで、学術書の値段が高くてメリットになること 無いんじゃないかと思うんだが。 (追記) 思いのほかトラバ・ブクマ集まったな、みんなサンキューな。 いやさー、頭の体操がてらに軽いレスバを嗜
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