千葉県の北東部や外房方面には、俗に「限界住宅地」「超郊外住宅地」、あるいは「限界ニュータウン」と呼ばれるような分譲地が数多く存在する。そのほとんどが1970年代半ばから80年代にかけて… 千葉県の北東部や外房方面には、俗に「限界住宅地」「超郊外住宅地」、あるいは「限界ニュータウン」と呼ばれるような分譲地が数多く存在する。そのほとんどが1970年代半ばから80年代にかけて、投機目的で分譲されたミニ住宅地である。 道路は狭く、アクセスする公共交通手段もなく、上下水道なし──買う人もなく、売れない分譲区画は荒れ地化していく。 そのような限界ニュータウンに赴き、その現状を辿ってきた著者が、限界ニュータウンの誕生をひもとき、その利活用を考える。 □おもな目次 [プロローグ]超郊外の限界ニュータウン 1章 限界ニュータウンとはなにか 空き地だらけの「ニュータウン」 荒れはてる共有地 交通利便性ゼロの立