筆者が体験したような会場の一体感は、一人ひとりが盛り上げようというサービス精神があって成り立つものである。面白かった映画の感想をソーシャルメディアで拡散させて、なるべく多くの人に伝えたいと思うように、同じ会場に集って自身も声を出しその映画に参加することで、楽しさを増幅させて共感し合いたい、というモチベーションが支えている。 ただ、このようなスタイルの上映がどんな映画でもうまくいくかというと、決してそうではないだろう。①作品、②観客、③映画館が三位一体となり、良い場を作ろうとしてこそ成立する。 特に映画館の施策は、リピーターを増やすために大きな影響を持っている。例えばキンプリの応援上映は、各劇場ごとに雰囲気が異なり、「場を盛り上げる前座の会場スタッフ」や「観客に寄り添ったツイートをつぶやくソーシャルメディア担当者」がいる映画館は、何度も足繁く通う観客を多く抱え、半年以上に及ぶロングラン上映に
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