英ロンドンの仏大使館前で行われた、フランスのビーチでのブルキニ着用禁止に反対するデモに参加した女性(2016年8月26日撮影)。(c)AFP/JUSTIN TALLIS 【8月27日 AFP】フランスのリゾート地がイスラム教徒の女性向けの水着「ブルキニ」の着用を禁止した措置に対し、仏行政訴訟の最高裁に当たる国務院が26日、この措置を凍結する決定を下したことについて、国内の複数のリゾート地は反発し、ブルキニ着用の禁止と罰金は継続すると表明した。 国務院は、仏国内で大きな論争を巻き起こし国外ではニュースで批判的に取り上げられているブルキニ着用禁止について「基本的自由を侵害する深刻かつ明白な違法行為」に当たると判断した。国務院の判断を国連(UN)は歓迎し、フランスのイスラム団体は「良識の勝利」とたたえた。 リゾート地として知られる仏沿岸部でブルキニ着用を禁止した自治体の数は約30に上っているが、