スシローは「6700万円の損害賠償請求」を止めるべき、3つの理由:スピン経済の歩き方(2/6 ページ) 「不祥事コンボ」によって低迷 まず、(1)の『「スシロー低迷は迷惑動画だけが原因か」という議論が盛り上がってしまう』に関しては、既に少年側は答弁書で、「客が減ったのはほかの回転ずし店との競合も考えられる」と反論している。少年の弁護士は訴えを取り下げてもらうか、6700万円をなるべく減額させることが仕事なので当然の主張だ。 「見苦しいぞ! 本当に反省しているなら親戚からカネをかき集めてでも6700万円払え!」と不快になる方も多いだろうが、この反論はそんなに無理筋ではない。 実は少年が醤油さしをペロペロする前から、スシローは顧客の信用を失って客足が落ち込んでいたからだ。それは自分たちでも認めている。同社の2020年度第3四半期決算説明資料にはこんな説明がある。 「景品表示法に係る措置命令を受