イスラム過激派組織、ボコ・ハラムがナイジェリアやその周辺国で学校などを標的にテロや襲撃を繰り返し、地域全体で100万人以上の子どもたちが学校に通えなくなっているとして、国連は重大な懸念を示しています。 それによりますと、ナイジェリア北東部で去年4月に200人以上の女子生徒を誘拐して、国際社会に衝撃を与えたイスラム過激派組織、ボコ・ハラムは、その後もナイジェリアや周辺国でテロや襲撃を繰り返しています。多くの学校が標的となっていて、今も2000校以上の学校が安全が確保できないとして閉鎖され、地域全体で100万人以上の子どもたちが学校に通えなくなっているということです。 ボコ・ハラムによって目の前で親を殺害された子どもたちも少なくないということで、ユニセフは傷ついた子どもたちが、学校に通えないことで心のよりどころを失うだけでなく、ボコ・ハラムの支配下に置かれ、自爆テロなどに利用されるおそれも高ま