24日告示(2月7日投票)の京都市長選。門川大作現市長の独断専行政治が、安倍自公政権の暴走政治と相まって、京都市民の批判を浴びています。その一つが学校跡地を「経営資源」といって、手前勝手に処分するやり方です。(名越正治) 京都は、日本で最初の小学校が設立された地です。明治になり、町衆の手で住民組織の町組が再編され、1869年から町組ごとに建設されたのが番組小学校でした。「かまど銭」と称して、子どもがいるいないにかかわらず地域住民から寄付を募り、学校を運営してきた歴史をもっています。市民の大切な共有財産でした。 この学校を、門川氏と前任者、桝本頼兼氏の教育長出身の市長によって、22年間で小中学校68校が17校に統廃合され、51校の学校跡地ができました。 人口3万9000人の東山区では、13の小中学校がなくなり、小中一貫校2校だけになりました。 基本方針を決定 門川市政は2012年、市が保有す