以前に大渕憲一『人を傷つける心』の感想を書いたとき(id:usoki:20090421:1240334934、id:usoki:20090422:1240371219参照)、書き残したトピックがあり、いつか紹介しようと思っていたが、実際に性犯罪が増えるか減るかは(あまり)問題じゃないんだってば - Chambre Resonnante 『レイプレイ』事件について - 児童小銃レイプ・妊娠・中絶というプロットがムカつくというだけの話ですが何か - C plus Mこれらエントリと関連する内容なので書いておこう。まず、大渕憲一『人を傷つける心』より「セックスと暴力」の章をかいつまんで紹介する。攻撃反応は情動と深い関連をもった行動である。たとえば、怒りや憎しみといった情動は攻撃を促す。それでは性はどうなのか?性も情動や欲望の現れであり、トラブルの原因となりながら、人間とは切り離すことはできない。