9月30日から開催されるCEATEC JAPAN 2008にて、松下電器が公開する予定のプラズマパネルを用いた3D映像システムの背景を、米ハリウッドに設置されたPanasonic Hollywood Laboratory(PHL)および国内で取材した。今回のコラムでは展示に先立って、その見所や背景となっている技術、コンテンツの状況などについて紹介する。 ■ 来年以降、急速に増加が見込まれる3Dコンテンツ これまで家庭向けの3Dディスプレイシステムは、挑戦しては敗北を繰り返す存在だった。40歳以上の読者なら、青と赤のカラーフィルムを貼っためがねで立体視を一度は楽しんだことがあるだろうし、パソコン世代なら液晶シャッターを用いた3Dゲームを経験した人もいるかもしれない。 しかし、これまで3Dは家庭向けデバイスとしては、LDやDVDなどでも実現されていたが、マイナーな存在でしかなかった。なぜなら、