「尊い」(とうとい、またはたっといと読みます)には「崇高で近寄りがたい。神聖であるまた、高貴である」「きわめて価値が高い。非常に貴重である。たっとい。」「高徳である。ありがたい。」などの意味があります。 「とうとい」とは「身分が高い、きわめて価値があること」を意味します。「尊い」は「両手で酒樽を持って、神に捧げる」という意味から転じて「すぐれた価値がある対象を敬う」「相手に尊敬の念がある」際に使用します。(例:尊い犠牲) 一方の「貴い」には、「貴」に古代では宝物や貨幣として使用されていた「貝」という文字が含まれていることから推察される通り、「値段や価値が高い」際に使用します。(例:貴い経験) 「尊い」は自分自身が対象に関して「とうとぶべき」という感情がある場合、「貴い」は対象が社会的に価値・身分が高い場合に用いられます。近年では「尊い」は人物に対し使用し、「貴い」は物、事柄に使用する傾向が