バチカンのサンピエトロ大聖堂(St.Peter's Basilica)で、祈りをささげるローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、2008年5月11日撮影)。(c)AFP/Christophe Simon 【5月12日 AFP】ローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)は10日、快楽の対象としてのセックスや人間の身体を売買対象とするセックスを批判する演説を行った。 産児制限の反対を再確認した故ローマ法王パウロ6世(Paul VI)による回勅「人間の命について(Humanae Vitae)」の発布40周年を記念した演説のなかで述べたもの。 このなかで、ベネディクト16世は、身体と精神の調和を見失うことは「人間の価値を見失い、その身体を物質と同様に売買が可能なものとみなすこと。これは深刻な危機状態だ」と指摘。さらに、「男女一方の欲望を満たすだけのセックスは