日本代表−パラグアイ代表 スタンドから声援を送る日本サポーター=4日、日産スタジアム(撮影・財満朝則) いよいよ船出した新生日本代表。チームは来年1月のアジア杯(カタール)での王座奪還を目指し、9月はパラグアイ戦、グアテマラ戦をこなすが、実はこれらの試合には、代表強化以外にもう1つの目的がある。 パラグアイとグアテマラにはいずれも国際サッカー連盟(FIFA)理事がいる。「何のために(日本に)呼ぶと思ってるの」と小倉会長。つまり、マッチメークそのものが2022年W杯日本招致活動の一環なのだ。成功のカギを握るのは、投票権を持つ24人の理事たち。そう考えれば、FIFAランク119位と日本の32位よりかなり格下のグアテマラとの対戦にも合点がいく。 小倉会長は「われわれは南米の助けがないと勝てない」と胸の内を明かす。日本はブラジル人のアベランジェ前会長時代から南米との結びつきが強く、02年日韓W杯招