今季のプロ野球のナイター中継が苦戦を続けている。ドル箱といわれた巨人戦でも視聴率は1ケタばかり。それでもテレビ局は地上波での放送をやめられない。 テレビ放送の内容調査・効果測定を行うニホンモニター社は14日、昨年1月1日~12月31日に東京地区のNHK総合と民放5局で取り上げられたスポーツ競技のうち、最も報道量が多かったのは「プロ野球」だったと発表。放送時間は649時間で「サッカー・フットサル」から2010年以来4年ぶりにトップの座を奪った。 要因として、楽天の初の日本一、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開催、投打二刀流の日本ハム・大谷翔平、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督と同OBの松井秀喜氏の国民栄誉賞受賞などを挙げている。 しかし今季は開幕早々、寂しい数字が続出している。かつてはドル箱だった巨人戦の地上波ナイター中継の視聴率の凋落だ。先月28日の阪神との開幕戦(東京ドーム)は、松