イオンとファミリーマートが業務提携し、全国のファミリーマートで電子マネー「WAON」が導入されるという衝撃的なニュースが飛び込んできた。いち早く広がった「Edy(エディ)」、交通系の「Suica(スイカ)」、セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイ)の「nanaco(ナナコ)」と各電子マネーはしのぎを削っている。勢力図はどうなるのだろうか。 先ほど挙げた4つはいずれもプリペイド(前払い)型といわれ、「iD」や「QuicPay」などのポストペイ(後払い)型と区別される。プリペイド型は普及が進んでおり、2008年の主要なプリペイド型電子マネーの決済件数は9億8600万件。発行枚数も9870万枚(08年末時点)で、1億枚に届く勢いだ。 (文/根本佳子)