かんぽ生命の不適切募集は6月末の問題発覚から1カ月で2倍の18万件に膨らんだ。今回の問題を受けてかんぽと日本郵便は全件調査に着手しており、8月5日から全国約2000万人(件数で約3000万件)に調査書類を送付している。そうした中、郵便局で扱うアフラックの保険で二重払いなどの契約が10万件あったと報じられるなど、問題は広がる一方だ。 日本郵政グループから調査書類が届いたら、まず見るべきポイントは「問い合わせ先」である。関係者によれば、この問い合わせ先が「かんぽ生命保険」であれば不適切募集の可能性が高いという。一方、問い合わせ先が「日本郵便」なら不適切募集の可能性は低いとかんぽがみなしているのだという。 今回、顧客に不利益な変更があったと疑われる契約は二重払いや不要な乗り換えなど5つ(表参照)。調査書類が送られてきているか、かんぽの契約をしてるのか、年老いた親と離れて暮らす子ども世代にとっても