旧ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(令和元年死去)による性加害問題で、同事務所が公の場で初めて謝罪してから14日で1年となる。ジャニーズの看板は降ろされ、後継のSMILE-UP.(スマイルアップ)社に補償を求める被害者は4月末時点で985人に及ぶ。補償交渉が続く一方、所属タレントを引き継いだ新会社が発足し、テレビ局にはタレント起用を再開する動きもある。この1年で何が変わったのか。 動画で「おわび」スマイル社の東山紀之社長は産経新聞の取材に、「心のケアや誹謗(ひぼう)中傷の問題など、金銭補償をした人の中にも継続してサポートが必要な被害者がいる。1日も早く多くの人を救済できるよう今後も誠心誠意、補償業務に取り組みたい」と表明した。 1年前の令和5年5月14日、当時の藤島ジュリー景子社長は事務所の公式サイトに掲載した動画で、「世の中を大きくお騒がせしておりますこと、心よりおわび申し上げ