エクアドル中部トゥングラウア火山の噴火(2016年2月27日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Juan Cevallos 【4月22日 AFP】6世期中ごろに2度発生した火山の噴火によって、欧州地域は長期にわたって光が遮られ、中世ヨーロッパのいわゆる「暗黒時代」の到来を告げるものとなっていた可能性がある──研究成果が22日、オーストリア・ウィーン(Vienna)で開催の科学会議で発表される。 研究を率いた独キール(Kiel)の「GEOMARヘルムホルツ海洋研究センター(GEOMAR Helmholtz Centre for Ocean Research)」の気象専門家、マシュー・トゥーイー(Matthew Toohey)氏は、欧州地球科学連合(EGU)総会でAFPに対し、536年と540年に起きた2つの噴火の「どちらかが地表の著しい冷却を招いた可能性がある」が、「この2つの噴火