就寝前の音楽は睡眠の質を下げる? 誰でも、音楽の一部が頭にこびりついて離れず、繰り返し流れ続けて煩わしい思いをしたことがあるはずだ。この「イヤーワーム」と呼ばれる現象が、睡眠の質に悪影響を与える可能性のあることを、米ベイラー大学の睡眠研究者Michael Scullin氏らが報告した。研究結果の詳細は、「Psychological Science」に6月9日掲載された。 画像提供HealthDay 1日に何時間も音楽を聞き、就寝時間近くに音楽鑑賞をする人は少なくない。そこでScullin氏らは、音楽が睡眠に及ぼす影響を、イヤーワームに着目して、調査と実験により調べた。 まず、199人(平均年齢35.9歳)の参加者に対して、睡眠の質、音楽を聞く習慣、および生じるイヤーワームの頻度(入眠時、深夜の覚醒時、および起床後すぐに、イヤーワームが生じた回数など)に関する一連のアンケート調査が行われた。
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フミナーズ編集部です。 日頃よりご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。 睡眠情報メディア・フミナーズは、2019年6月7日をもちましてサイトを閉鎖致しました。 フミナーズは、「睡眠を通して、今より豊かな生活を」をコンセプトに、2015年3月のオープン以降、多くの医師や専門家の方々にご協力いただきながら、いろんな「眠れない」を抱える人たち(=フミナーズ)に寄り添い、自分らしい「眠り」との付き合い方を提案してきました。 公開された記事の本数は1,000近くにおよび、2018年1月には、単月650万PV、400万UUを達成。睡眠関連のメディアとしては国内最大級のサイトとなり、多くの皆様から愛される媒体となることができました。 編集部一同、これまでたくさんの記事を通して、皆様からの温かいコメントを励みに尽力することができました。ご愛読いただいていた皆様には、多大なご迷惑をおかけしますこと
8時間睡眠が良い。そう言われることがよくあるが、できれば8時間よりも長く寝るのが好きだ。そんな人もいるのかもしれない。 8時間を超えて寝ていると脳卒中が1.5倍近く増えてしまう。英国からそんな報告が出てきた。 1万人近くを調査 英国ケンブリッジ大学の研究グループが、米国神経学会の機関誌であるニューロロジー誌で2月25日に伝えたものだ。 研究グループは、「EPIC」と呼ばれる長期間の追跡研究に参加する1万人弱を対象として、睡眠時間と脳卒中の発症との関係について検証している。年齢は42歳から81歳までの人が入っている。 EPICという研究においては、1998年から2000年、さらにそれから4年後に脳卒中の発症について調べている。研究では、睡眠時間を聞いている。10人中7人が6時間から8時間寝ていると回答し、10人中1人が8時間以上寝ていると回答していた。8時間を超えて寝ている人は、高齢の
「眠りの謎」の解明に挑む 「動物はなぜ眠るのか。そして、なぜ眠くなるのか。まだ何一つ解明されていません」 こう語るのは、筑波大学教授で国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)機構長である柳沢正史氏である。 野生動物にとって意識を失うということは、いつ敵に襲われるかわからないリスキーなことだ。それなのになぜ、すべての哺乳類が一定の周期で眠るのか。よくある仮説は、脳が昼間得た情報を寝ている間に整理するというもの。しかしイルカのように右脳と左脳が交代で眠る動物もいることを思えば説得力に欠ける。 また、視覚や聴覚などの五感はすべて脳内の経路が解明されているが、「眠気」という感覚は段階的に自覚できるにもかかわらず、脳内でどのような経路をたどっているか、まったく解明されていないのだ。柳沢氏は「長い時間がかかっても、この謎を解きたい」と意欲を燃やしている。 IIISは文部科学省の世界トップレベル研究拠点プ
米ニューヨーク(New York)のアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)で開催された特別展示「Brain: The Inside Story(脳:内側の物語)」で展示された脳の模型(2010年11月16日撮影)。(c)AFP/Emmanuel Dunand 【5月12日 AFP】体に無害な電流を用いて個人の睡眠を変化させ、強い影響力を持つ種類の夢の「明晰(めいせき)夢」を見られるようにする実験に成功したとの研究論文が11日、英科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス(Nature Neuroscience)」に掲載された。 論文を発表した独ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト(J.W. Goethe University Frankfurt)のウルズラ・ボス(Ursula Voss)氏率いる研究チームによると、今回の発見は、
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