近代将棋1993年10月号、池崎和記さんの「福島村日記」より。 某月某日 森信雄六段(関西本部の新理事)と一緒に雷鳥23号で富山へ。明日、星井町小学校体育館で羽生竜王の「100面指し」があるのだ。羽生さんは当日、飛行機で来るそうだ。 このイベントは星井町児童文化センターの将棋クラブが将棋世界誌の「全国棋士派遣プロジェクト」に応募して実現したもので、羽生さんが指導するのは小中学生100人。 (中略) 体育館に下見に行くと、星井町児童文化センターの皆さんが準備の真っ最中。長テーブルを34台(1台につき将棋盤が3面ずつ)、「ロ」の字形に並べてあった。その内側を、羽生竜王がカニみたいに横歩きしながら一手ずつ指していくわけだ。 一周するのにどれくらい時間がかかるか、試しに森さんが歩いてみると5、6分だった。かりに1局平均100手(うち上手が指すのが50手)とすると、100面では4時間以上かかる計算に
I couldn't ever bring myself to hate you as I'd like (Stone Roses, "I Am the Resurrection") 早いもので、将棋界の語り部、河口俊彦七段(死後、八段追贈)が亡くなって五年が経った。 河口俊彦老師の代表作である『大山康晴の晩節』ちくま文庫版の解説を書いた縁で、その刊行直前の2013年12月の夜に老師の話を伺う機会に恵まれた。老師が亡くなるおよそ一年前になる。 『大山康晴の晩節』の担当者である筑摩書房の伊藤さんの計らいで老師とお目にかかるのが決まったはいいが、その日が近づいてくると自分だけでは心許ないと怖気づき、ピースオブケイクの加藤貞顕さんにお声がけさせてもらった。 加藤貞顕さんというと、今では「2000万人が集う“開かれた表現の街”の立役者」として知られるが、この2013年には名人戦第一局の観戦記者も務
奨励会には入会試験にも年齢制限がある。大半が入会する6級の場合、15歳までしか受験できない。16歳は5級、17歳は4級、18歳は3級、19歳は1級での受験とハードルが上がっていく。1986年10月生まれの知花さんは、2005年8月の奨励会試験の時点では18歳10か月。2か月早く生まれていたら19歳で1級を受けなければならず、ギリギリのタイミングでの3級受験だった。 1次試験では受験者同士が対局を行い、当時は2日で6戦。4勝すれば通過。2次試験が現役奨励会員との対局で、1日3戦のうち1勝すれば合格だった。 (前後編の後編/前編を読む) ◆ ◆ ◆ 18歳での奨励会受験「合格の自信はあった」 ――奨励会受験は6級受験者が大半で、3級受験の知花さんが駒を落とす対局もあったと思います。対策など大変ではなかったですか? 知花 1次試験に角落ちはなかったと思います。香落ちはあったかな。対策は全然せず、
新世代の台頭、AI戦術、そして藤井フィーバー……。同世代のライバル、羽生善治九段は27年ぶりの無冠に。激動する将棋界にあって、会長として、プレーヤーとして走り続けた2年間を振り返る。 現役棋士としての練習量は激減しました ―― 日本将棋連盟の会長に就任されて丸2年が経ちます。 佐藤 そうですね。確か2月6日でしたから、ちょうど2年になります。生活スタイルはだいぶ変わりましたが、慣れてきた部分もあるとは思っています。ただ、運営に関しては「勉強させていただきながら」という中途半端な姿勢では通用しませんから、自分なりに日々を過ごしているところです。 ―― 棋士として日常の研究があり、対局があり、将棋と向き合う時間をいかに作るか苦慮されていると思います。会長のお仕事が加わることへの葛藤はなかったのでしょうか。 佐藤 プレーヤー生活とのバランスという点では、前会長の谷川浩司先生がずっと現役と両立して
竹俣紅、来年3月に日本将棋連盟を退会 女流棋士を卒業 https://t.co/CAwgpTIBeQ #芸能ニュース #スポーツ報知 — スポーツ報知 (@SportsHochi) 2018年12月10日 皆様へ - 竹俣 紅 公式ブログ https://t.co/CfVXZKyAVG — 将棋ワンストップ (@shogi1com) 2018年12月10日 2:名無し名人:2018/12/10(月) 21:16:36.68 ID:We0Cx21O.net 林葉コースか でも林葉みたいに強くもなかったしな 9:名無し名人:2018/12/10(月) 21:19:57.54 ID:WDg+mxdT.net 女流棋士を「卒業」って初めて見た気がする アイドルか? 12:名無し名人:2018/12/10(月) 21:20:56.98 ID:JVRmPpQl.net 対局でも普及でも何の貢献もしてこ
イケメンで身長が高くて性格が爽やか。さらに将棋が強いとあれば…中村太地に会ったことがある人なら、その完璧さに誰もが嫉妬してしまうだろう。 そんなパーフェクトな印象がある中村でも将棋の神様は試練を与えたのか、羽生善治に阻まれ続け、タイトルホルダーまでの道のりは決してスムーズではなかった。ようやく3度目となる挑戦(第66期王座戦)で、羽生という高き壁を乗り越え初戴冠となった。 中村が選んだ甲冑は「愛」の兜で知られる直江兼続。将棋だけではなく、将棋界の全てを愛し、その普及に務める30歳が考える将棋への向き合い方とは。(編集部) 1988(昭63)年6月1日、東京都府中市出身の30歳。故米長邦雄永世棋聖門下。06年4月四段。タイトル戦登場回数は4回。17年、2度目の王座戦挑戦で羽生二冠(当時)を3勝1敗で破り悲願の初タイトルを獲得。端正な顔立ちと高身長のルックスから「東の王子」とも。血液型B。順位
中学生棋士の藤井聡太六段が、今期初めて参加した「順位戦・C級2組」の最終戦に勝ち、10勝0敗と全勝を守りました。すでに1つ上の組への昇級を決めている藤井六段は、この組では過去に5人しかいない「全勝・1期抜け」を果たしました。
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