コンプライアンス経営が求められるようになったことで、これまで業界では、ほとんど手がつけられなかった労働時間にも行政のメスが入るとともに、世間の見る目が厳しくなってきた。過労が事故の原因となるだけに、取り組みは欠かせないが、道路事情や荷主に左右されることが多く、時間管理の難しい中での労働時間管理は、事業者の頭を悩ます大きな問題となっているのが実情だ。こうした中、弊紙では現場で働くドライバーに対し、働き方に関する意識調査を実施した。労働環境が大きく変化していく中で、ドライバーらは一体、どう考えているのか。究極の選択として、二者択一の設問に答えてもらった。 アンケートは全国のドライバーを対象に、弊紙記者が事業者を訪問し、アンケート用紙を渡してドライバーに回答してもらうという形で実施。668人(男性642人、女性22人、無回答4人)の回答を得た。年齢構成は、20代8.5%、30代26.3%、40代