兵庫県丹波市内の少年野球チームの再編が相次いでいる。少子化で選手が減り、今年に入って春日では5チームが2チームになり、市島、氷上でも合併に向けた動きが進む。小学校区ごとのチームが減っていく中、指導者は「培ってきた伝統を新チームでも引き継いでいきたい」と前を向く。(藤本淑子) 市少年野球協会事務局によると、2012年までは小学校全25校区にそれぞれ少年野球チームがあった。しかし青垣を皮切りに、チームの解散、再編が続いている。 氷上では来年から、葛野スピリッツ、幸世少年野球クラブ、成松ラビガーズが「氷上ドリームス」として再スタートを切る。市島でも、鴨庄、前山、竹田、吉見の4チームが統合して新チームとなる。22、23日にファイナル招待大会を開いた前山少年野球クラブの角木叶(かな)虎(と)主将(6年)は「新チームになるのは想像できないけど、前山の元気の良さを新しいチームでも忘れないでほしい」と後輩