トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 蔵書百数十万冊が落下 国会図書館、復旧急ぐ 2011年3月31日 13時45分 落下した蔵書の山に埋もれながら続く復旧作業=26日、東京都千代田区の国会図書館で(図書館提供) 東日本大震災で、国会図書館(東京都千代田区)の本館書庫の百数十万冊が書架から落ち、職員が復旧に追われている。地震の影響で同図書館の本が落ちたのは1968年の本館完成後、初めてという。被害の大部分を占める和書の整理は31日に終わる見込みで、1日から通常通り閲覧できるという。 本館書庫は6階相当だが、1階分を2〜3層に分割し計17層。約450万冊の収蔵能力がある。 地震により、書庫の12〜17層で書架こそ倒れなかったが、88年以降に収められた和書を中心に、120万〜180万冊が落ちた。最上部の17層では書架間の通路に本が60センチほど積み上がった所もあったという