およそ700キロ近い行程を共に歩き続けていれば、そこには友情や愛情が芽生えるものなのかもしれない……。そんなことを考えてしまうような出来事が話題を呼んでいる。 英紙デイリー・メールなどによると、山、川、海などで多くのアウトドア競技をこなすアドベンチャーレースのスウェーデン・グループが、南米エクアドルに出かけた時のこと。熱帯雨林の中を泥にまみれて歩いた後、メンバーのミカエルさんが空腹のためにご飯を食べようと缶詰を開けた時、一匹の野良犬と目が合った。 力なく悲惨な状態の犬に、憐れみを感じたミカエルさんは、缶詰のミートボールを分けてあげたという。その後グループが出発しようとすると、野良犬は後をついてくることに。世界チャンプを決めるため、430マイル(約692キロメートル)の距離を山に、河にと進む中、野良犬はずっと寄りそい、仲間たちからは“アーサー”との名が付けられるようになった。 川を下り山道を