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全国のがん患者団体のネットワーク組織である「一般社団法人全国がん患者団体連合会」(全がん連)が、今年5月に発足した。これまでに「がん対策基本法改正に関する要望書」や「患者申出療養制度に関する共同アピール」を提出するなど、活発な活動を展開している。設立発起人で理事長の天野慎介氏(一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン理事長)と副理事長の松本陽子氏(特定非営利活動法人愛媛がんサポートおれんじの会理事長)に、がん患者団がネットワークを組む意義と患者申出療養制度の問題点などについて聞いた。 ――全国がん患者団体連合会を立ち上げた目的とその意義を教えてください。 松本氏 事務局長の三好綾氏(特定非営利活動法人がんサポートかごしま理事長)を含め、私たち設立発起人の3人は国のがん対策推進協議会委員として、患者の声を国のがん対策担当者に届けてきたつもりです。しかし、ある時から、私が見聞きしている愛媛の患
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