女性の顔をたったの15分で、少女漫画に出てくるような美男子風に描いてしまう人がいる。名前は植木葉月さんと太田麻衣子さん。 共に、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科の3年生だ。学園祭で、女性の顔を美男子風に描くという早描きの企画を開催したところ、ツイッターで話題に。噂を聞いて駆けつけた人もいて、最終日には行列ができていた。一体なぜ、美男子の早描きをすることにしたのか、植木さんにお話を伺った。 ――そもそも、女性の顔を美男子風に描こうと思ったきっかけは? 「展示のテーマを決める時に、メンバーの子が『色物と言われてもいいから、好きなことをやろうよ』と、キリっとした顔で言っていて、私も美男子は好きだし、誰だって美男子は好きなんじゃないかという話で盛り上がって、それで決めました。ただ、そこで単に美男子の絵を描いてしまうと、『綺麗な男性の絵だね』って言われて終わっちゃうので、去年の学祭では色