京都市男女共同参画推進協会が「性的同意」をテーマに作成したハンドブックが、全国の男女共同参画センターの事業を対象にした「事業企画大賞」でグランプリを受賞した。性的同意という新しい切り口で、性暴力について若い人たちの理解を深める内容が評価された。 性的同意とは、性に関わるさまざまな行為について相手の意思を確認すること。同意がない性行為は性暴力につながり、パートナーの心身を傷つける。 ハンドブックは、京都大など関西の大学に通う学生5人と共同で企画した。性的同意の有無を確認するチェックリストを掲載。「相手がイヤと言わなければ性行為もOKのサイン」「付き合っていれば性行為は当たり前」「キスをしたら、性行為をしてもいい」「酔った勢いで、性行為に及ぶのは仕方がない」「家に泊まるのは、性行為をしてもいいというサインだ」など10項目のうち、一つでも当てはまれば同意は取れていないと説明している。専門家へのイ