新型コロナウイルスの給付金を巡る訴訟の第1回口頭弁論後、記者会見する平裕介弁護士(中央)ら原告側代理人=15日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ 新型コロナウイルス対策で支給される持続化給付金や家賃支援給付金の対象から性風俗事業者を除外したのは、法の下の平等に反し違憲だとして、関西地方でデリバリーヘルスを営む会社が給付金の支給を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、東京地裁で開かれた。被告の国側は「性風俗業は本質的に不健全。支給の対象外としたことは合理的な区別だ」として争う姿勢を示した。 「全員死ねということか」確定申告しても…なぜ性風俗、業種ごと除外? 原告側によると、給付金を巡り、性風俗事業者が起こした訴訟は初めて。会社経営者の女性は法廷で「まるで嵐の中、性風俗業の者だけが裸で外に追い出されたように感じた。国による職業差別を許さないでほしい」と意見陳述した。
『セックスワークisワーク』をめぐる訴訟に至るまで(前編) (後編:「性を扱う仕事とは何か?訴訟をきっかけに考えたい」) 「これは性風俗業界に対する差別で、『スティグマからの解放訴訟』を起こすのだな」 原告の話を聞くまでは、そんな風に平面で考えていた。この訴訟は性風俗業界に対する「社会的スティグマ」を取り払おうとする訴訟なのだと。 スティグマとは特定の属性の個人・集団に対して付される差別や偏見の「烙印」のことだ。 「性風俗関連特殊営業」が、COVID-19の下での「持続化給付金」及び「家賃支援給付金」の対象から外された。 「COVID-19の影響を受けた中小企業等・個人事業者の事業継続を支える」という目的で給付が始まったはずの最大200万円の持続化のための支援も、家賃の支援も、「性風俗関連特殊営業」を行う中小企業は受けられなかった。 その理由を、参議院の答弁で国は「これまで公的な金融支援及
2016年5月26日 [その他] 国・地域: トピック: アムネスティ・インターナショナルは、セックスワーカーの人権を擁護する方針がなぜ必要と考えるのか。 多くの国でセックスワーカーは、人権侵害を受ける危険性が高いためである。私たちの方針は、各国がセックスワーカーの保護を強化するために何をすべきかの要点を示している。 セックスワーカーはどんな人権侵害に遭う恐れがあるのか。 セックスワーカーは、次のようなさまざまな人権侵害に直面する恐れがある。 ・強かん ・暴力 ・人身売買 ・強奪 ・恣意的な逮捕と拘禁 ・強制立ち退き ・嫌がらせ ・差別 ・保健サービスからの排除 ・HIV検査の強要 ・法的補償の欠如 アムネスティは、セックスワーカーが警察官、客、それ以外の一般人から虐待を受け、加害者が処罰されない事例を多数確認している。 方針は、各国政府に対して何を求めているのか。 方針は、政府に対して、
■劣化する支援 先日「劣化する支援」というイベントを行ない満員御礼大盛況だったのだが(「劣化支援」のアセスメント11)、そこで出てきたキーワードの1つが「おしゃれNPO」だった。 おしゃれもNPOも別に悪くはないが、その2つの合成語がイメージする1つの現実に、NPO的ソーシャルセクターな人々は頭を抱えている。 それらおしゃれNPOさんたちは、専門知識がないのに子ども若者支援業界にいる。 いや、専門知識はあることはある。それは、アートの専門知識だったり建築の専門知識だったりするだけだ。 そうしたアートの専門家たちがなぜか若者支援業界に入り込んで来ている。 また、「地域」的に専門ではないNPOが、自分のローカルとは別のローカルに「落下傘的に」やってきて事業を展開している。 それは「流行り」の貧困支援だったりするのだが、流行り所以に行政予算や民間の寄付予算が潤沢に用意されている。 その予算に吸い
諸般の事情でサイトが閉鎖されてしまった。原稿が一本無駄になってしまったので、はてな匿名ダイアリーに放流する。 🌑 お久しぶり~。とにかく更新が滞りがちなこの連載。今回はちょっと趣向を変えて、生まれて初めてアジアンエステに行った日のことを書くぞ。もう六年半も前の話だ。僕のドスケベオイルマッサージ道はこの日から始まったのだ! 某月某日、夜。駅前の商店街を歩いていると、妖しく点滅する立て看板が目に入った。 中国式マッサージ 60分¥6000 インターホンを鳴らすと、異様に背の低い老婆が出てきた。待合室に通され、メニューを渡される。メニュー表には複数のコースが書かれていたが、婆さんは90分一万円のコースをゴリ押ししてきた。僕は気圧されて、よくわからないまま一万円を払った。 部屋に案内されて、ベッドに腰かけていると、小柄な女の子が入ってきた。名前はナナちゃん。第一印象はツンとして見えるが、笑うと一
『飛田新地フィールドワーク』の問題点とは 「興味本位」以上に厄介 大阪『飛田新地』で人権団体が行なったフィールドワークが炎上しています。抗議の声をあげたひとり、SWASHメンバーの要友紀子さんに聞きました。 ■人権学習団体による「飛田新地フィールドワーク」 性産業で働く人々の健康と安全のために活動する団体、『SWASH』メンバーの要友紀子です。この記事を書くきっかけになったのは、11月23日に人権学習団体『じんけんスコラ』が開催した飛田新地フィールドワークの問題化。 詳細をFacebookに書いたところ、105件のシェア、Twitterでも571人にリツイートされ(11月29日現在)、ネットで炎上しました。このことを知った飛田で働く人たちやセックスワーカーの方々もSNSでクレームを発信し、じんけんスコラに批判が集中。 そして、研究者や書き手や作り手の間では、特定団体の不祥事問題に留まらず、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く