【上海=河崎真澄】中国の江蘇省南京市でこのほど、「夫婦交換」など猥褻(わいせつ)な行為を行ったとして、インターネットで知り合った男女22人が検察当局に起訴された。 中国紙、環球時報によると、中心になったのは同市内に住む大学教授(53)。当初は「結婚生活上の問題」を話し合うサイトだったが、次第にエスカレートして「夫婦交換」を呼びかけるようになり、合意したメンバーとパーティーを開いたところ捜査当局に踏み込まれたという。 起訴されたのは、教授を含め、男14人と女8人で、裁判で有罪になれば、最長で5年の懲役が待っている。だが教授は「どの家庭も多かれ少なかれ、不満を抱えている。(夫婦交換は)個人の自由であり犯罪に当たらない」などと主張しているという。 ネット上の論議では「(夫婦交換は)倫理を損ない、社会秩序や人間関係を害するため厳罰にすべきだ」との意見も出ている。