「シェイプ・オブ・ウォーター」は、アメリカ政府の極秘研究所で清掃員として働く口の利けない女性イライザと、水の中で生きる不思議な生物との愛を描くファンタジーロマンス。親日家として知られるデル・トロは「私の大好きな作品を携えて日本に来られてうれしい。日本は私の太ったハートにとても近しい場所なんです」と満面の笑みで挨拶し、「この映画はラブソング的なイメージと音でシンフォニーを奏でているような作品にしました。車を運転しているときに素敵なラブソングがかかると、音量を上げて自分も歌い出す。そんな気分を感じてほしかった。でもハリウッドの黄金期のようなクラシカルな雰囲気も感じてほしいし、それでいてクレイジーな部分もある」と本作に託した思いを語った。