「塩糖水」はその名の通り、塩と砂糖を溶かした水のこと。肉や魚を漬けておくと、ほんのり塩味がしみて肉質がやわらかくなるという。「塩糖水漬けレシピ」(世界文化社)を著した料理研究家の上田淳子さんによると、誰にでもできて、料理がおいしくなるという。上田さんは「普段料理をしない人こそ、塩糖水に漬けて料理して、周りをびっくりさせましょう」と話している。 (津川綾子) パサパサして、食べづらい…鶏肉、特にむねやささ身は、加熱すると身が縮んで水分が抜け、かたくなってしまうことがある。夕食に出して、「なんだ鶏か…」と家族に言われたことがあるという人は、「塩糖水」に漬けてからの調理を試してみるといい。 やり方は簡単だ。塩約3グラム、砂糖約5グラムを100ミリリットルの水に溶かした「塩糖水」に、肉や魚200~300グラムを3時間以上漬けるだけ。砂糖の代わりに、同量のはちみつでもよい。 なぜ塩糖水に漬けると、加