村上春樹氏 被爆国日本は核反対を 6月10日 13時21分 人文科学の分野で活躍した人に贈られるスペインのカタルーニャ国際賞を受賞した作家の村上春樹さんが、9日、現地で行われた授賞式のスピーチで、東京電力福島第一原子力発電所の事故について触れ、「被爆国の日本は核への反対を続けるべきだった」と述べました。 スペイン北東部のカタルーニャ自治州政府が人文科学の分野で国際的に活躍した人に贈る「カタルーニャ国際賞」が、9日、作家の村上春樹さんに授与され、現地で授賞式が行われました。地元メディアによりますと、村上さんは、受賞スピーチの中で東京電力福島第一原子力発電所の事故について触れ、広島と長崎に原爆を投下され被爆国となった日本にとって「核への反対を続けるべきだった」と述べたということです。さらに、原発事故は2回目の核の悲劇と指摘し、「今回は私たちみずから自分たちの生活を破壊してしまった」と述べたとい