ドイツ連邦首相府での会議で、ホルスト・ゼーホーファー内相(右)に握手を拒まれ、差し出した手を上げるアンゲラ・メルケル首相(2020年3月2日撮影)。(c)John MACDOUGALL / AFP 【3月3日 AFP】握手を断り、頬へのキスを拒み、果てにはハグさえも避け、代わりに目を真っすぐ見つめたり、両手を使って身ぶりをしたりするようになるかもしれない。 世界中の職場や家庭、教会などで、新型コロナウイルスの感染リスクと流行拡大を抑えるために、人々の習慣が変化している。世界で3000人超の死者を出している新型ウイルスをめぐり、各国の日常習慣はどう変化しているのだろうか。 ■中国 新型コロナウイルス流行の発生地となった中国の首都北京では、赤い警告板で市民に対し、握手はせず、代わりに自分の両手を合わせてあいさつをするよう呼び掛けている。また市中の拡声器では、胸の前で片手を握り、それをもう一方の