都市部における緊急事態宣言の発令から、2週間が経過しました。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が猛威を振るう現在、医療の現場では切迫した状況が続いています。日本看護協会の調査によれば、医療従事者に対する差別や、人員確保の困難、さらに4月20日現在全国54の施設において確認されている院内感染の問題など、医療従事者は心身双方において苦しい状況に置かれています。 ねとらぼ編集部では関東の病院で10年以上勤務する看護師のAさんにコンタクトを取り、新型コロナウイルス対応の最前線についてうかがいました。病棟では何が起きているのか、院内感染はどのように起きるのか、そして看護師が今いちばん伝えたいことについて、緊急インタビューをお届けします。 新型コロナウイルスが生み出す「感染症」はひとつではない(日本赤十字社より) 日本看護協会では看護師向け相談窓口を設けている(日本看護協会より) 看護師が向