「政府の人たちだってがんばってるんだから」「自分があの立場ならと考えたらとても責められない」的な若い人たちの言葉をよく見る。想像力や共感力を発揮するのは悪いことじゃないけど…社会の中ではもっとも弱くて力を持たない若者が、権力を思いやるなんてまったくちぐはぐではないか。
「笑う子規」(天野祐吉選・南伸坊絵・筑摩書房)より なんだかがっくりの年の瀬だが、 世の中にはいいことを言う人がちゃんといて、 まだまだ捨てたもんじゃないなあと元気づけられる。 橋本治さんとか高橋源一郎さんとか斎藤環さんとか……あ、そうそう、斎藤環さんと言えば、 昨日(27日)の朝日新聞のオピニオン欄に載っていた斎藤さんの話は面白かったなあ。 読んだ? 安倍政権の誕生は「ヤンキー社会の拡大映す」だって。 政権が変わるとさ、いつもマスコミって「○○内閣」ってネーミングするじゃない? 小泉内閣のとき、ぼくもテレビに聞かれて「ネコだまし内閣」って答えたことがあるけど。 で、こんどもまたマスコミは飽きもせずに、同じことをやってる。 もっとも、説明的なものばかりで、面白いネーミングには一つもお目にかかれなかったけれど、 斎藤環さんの話を読んで、「あ、これだ!」と思ったね。 ヤンキー内閣 斎藤さん自身
最新版 1部150円 購読料半年間3,000円 郵便振替口座 00950-4-88555┃購読申込・問合せはこちらまで┃人民新聞社┃TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441┃Mailto:people★jimmin.com (★をアットマークに) HOME┃社会┃原発問題┃反貧困┃編集一言┃政治┃海外┃情報┃投書┃コラム┃サイトについて┃リンク┃過去記事 2012/5/23更新 橋下&維新の会を撃つ 民衆の無力感背景にした権威主義に対抗する小さな自治空間を 酒井隆史さん(大阪府立大学人間社会学部准教授)インタビュー 「橋下&維新の会を撃つ」シリーズの2回目は、橋下の政治手法とされる「ポピュリズム」をもう一度考え直そう、というところから、酒井隆史さん(大阪府立大学人間社会学部准教授)にお話をうかがった。(編集部一ノ瀬) 酒井隆史さんプロフィール 大阪府立大人
橋下大阪市長が、新しい仮想敵として、「学者」を設定している。「学者は現実を知らない」というのがスローガンである。学者なんてカテゴリーは、本来はあまり意味をなさない。在野の学者もいるし、運動に加わっている学者もいるし、国際政治の裏側で動いている学者もいるし、アカデミズム内の政治ばかりしている学者もいる。けれど、橋下さんは、そうした現実を捉えるわけでもなく、なんとなく世の人が抱く「学者は暇そうで、好きなことばかりしていて、専門バカ」というイメージと、それに対する怒りや反発、嫉妬をつなぎ合わせて、見事に「学者がダメだから世の中ダメなんだ」という気分を盛り立てている。 学者の側が苦しいのは、半分は本当だからである。現場のことを知らず、放言している学者は山ほどいる。私の学者に対する恨みは、橋下さんの比ではないくらい深い。だけれども、私は「学者が学者だから」問題があるのではなく、大学という制度が問題を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く