2月24、25日からAFCチャンピオンズリーグが開幕した。2008年にガンバ大阪がこのタイトルを奪取して以降、Jリーグ勢は低迷を余儀なくされている今大会だが、その初戦は3敗1分という惨憺たる結果に終わってしまった。なぜこれほど分の悪い大会になってしまったのか。博識の党首・大島和人が日本のフットボールカルチャーに潜む、ある種の問題点を指摘する。 ▼起こっている現象はシンプルだ 日本人は二次元の世界でサッカーを見ているのではないか? そんなことを思うことがある。相手がバーチャルで、リアリティもなく、すべてのストーリーを自分本位で展開させたがる。それがこの国のフットボールカルチャーだ。 JリーグはなぜAFCチャンピオンズリーグで勝てないのか――。こんなテーマ設定の先に、明るい未来は待っていない。反省も含めた”現実の後追い”をすべて否定するわけではないが、自分たちが後ろを見ているうちに、ライバルた