はじめに ニセ科学という概念について、改めて整理してみます。 他にあまり見られない方面からのアプローチだと思います。これは、菊池誠氏など、よく知られた論者が、ニセ科学に関する概念の整備を怠ってきたと私が考え、その怠ってきた箇所に関するアプローチです。考え自体は、ブログやtwitterで書き留めてきたものでありますが、ここで、整理したものをまとめておくのも意義があると思い、書くに至りました。 現象や因果関係に関する問いかけ ※医学領域では、クリニカル・クエスチョンという形で問われる 例 薬剤○○は疾病△△の予後を改善するか 属性□□を持つ集団において、別の属性××を持つものの割合が大きいか 属性 甲 の量が大きいほど別の属性 丙 も大きい、あるいは、甲 が大きいほど 丙 は小さい、といった関係があるか 因子αを変化させる事によって、変数βを変化させる事が可能か 科学の方法 現象の構造や因果関