総合スーパーを運営するイオンリテール(千葉県千葉市)は15日、茨城県笠間市のイオン笠間店から約1・6キロ離れた県立笠間高まで、ドローンを飛ばして弁当を送り届ける実証実験を行った。新たな配送手段としてのドローンの実用化を探り、安全性などを検証する。商品を仕入れて消費者に配送するまでの一連のプロセスを、一層効率化し、最適化していく狙いがある。 実験は、同店から同校へ飲料と弁当5人分をドローンで運ぶ内容。同校は弁当を購入できる場所が校内になく昼食時の選択肢が少ない。さらに同校と同店の間に涸沼川が流れ無人地帯であることなどから、実験の適地として選ばれた。同社がドローンを使って弁当の配送を試みるのは初めて。 実験には、国内通信会社のソフトバンク(東京)、関係機関の連携の調整役としてパーソルプロセス&テクノロジー(同)がそれぞれ協力した。 この日、同店を出発したドローンは約4分間の飛行の後、同校に到着
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