足音・楽器…「騒音」以外のトラブル想定 東京都国分寺市は12月1日から、近隣住民間の生活音をめぐるトラブルを防止する条例を施行する。 乱暴な言動や、つきまといなど迷惑行為をされた市民を守るために、市がトラブルに介入する。市によると、騒音ではなく、生活音を対象にした条例は全国的に珍しい。 同市の条例は、都が条例で騒音として規制している基準(40〜50デシベル、居住区域や時間帯ごとに定められている)を下回る生活音しか出していない人に対し、近隣住民が乱暴な言動をすることなどを禁止する。生活音としては、階上の部屋の足音や、楽器の音などを想定している。 市民がトラブルについて相談すると、市は現状を確認した上で、市民に助言したり、相手側に要請したりする。調整がつかない場合は、警察などの関係機関に連絡する。 この条例が制定されたのは、市民からの陳情がきっかけだった。陳情者代表の遠藤茂さん(61)は、同じ